『措置入院体験記』『エリコ新聞3』小林エリコ:前者は、2016年発行本の加筆修正再販。以前の文学フリマで入手できなかったので嬉しい。描写力に感銘。大島弓子『バナナブレッドのプディング』の引用あり。後者は、「タケ漫画」が38ページも収録! ブースには、リアルタケ氏が。#文学フリマで買った本
『模型の時代』の展示原画は、タイトルページと原寸大戦艦大和の見開きページ。印象深いシーンなので嬉しかった。
ちなみに、自分が『模型の時代』を知ったのは、『奇想天外』1978年5月号に載ってたから。平井和正の『ウルフガイ・イン・ソドム』が一挙掲載された号なので、古書で入手したのだった。
『戦争は女の顔をしていない 1』【原作】スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ 【作画】小梅けいと:ノーベル文学賞受賞作のマンガ化。面白かったです。傑作。ソ連赤軍は旧日本軍より優れてると思ったなあ。女性の活用がこんなに進んでいたとは! 男性兵士による戦争犯罪・強姦の回想はないですね。
「終わった漫画家(1)」福満しげゆき:廃業する前に可愛い女性アシスタントを迎え入れて結婚したいと願っている男性漫画家(童貞)。願望通りの女性を採用できて、その上漫画家志望の16歳の女子高生もアシスタントに加わることに。面白かったです。福満氏十八番の自虐的漫画道作品の最高傑作になるかも。
「ばるぼら」手塚治虫:耽美主義の流行作家が酔った娘を自宅に連れ帰ってから体験するオカルト幻想譚。映画化(稲垣吾郎主演)の記事で作家の話と知り読みたくなりました。面白かったです。手塚先生の作家論のような。主人公の作家仲間が筒井康隆ならぬ隆康。小松左京の「日本沈没」ネタが会話の中に。
『アドルフに告ぐ』手塚治虫:累計450万部超え。手塚神の後期の代表作。久し振りに再読。面白かったです。3年前に作品の舞台である神戸で「手塚治虫展」に行ったら、『アドルフに告ぐ』コーナーがあったので感動したことを思い出しました。それにしても、語り手の峠さんはモテ過ぎ(一目惚れが多い)。
歴代の登場人物が凄い(本多勝一とも会ってる)。1993年に断筆宣言をした筒井康隆も何回か登場していて、小林よしのりとの対談が収録された。今読み返すと感慨深い。
画像1枚目は『ゴーマニズム宣言 7』(1995年)第129章「筒井康隆と計略を巡らす」。2枚目は『新ゴーマニズム宣言 1』(1996年)の対談。
『週刊朝日』6月9日増刊号:日本最古の総合週刊誌、101年目の休刊号。村上春樹インタビュー掲載。
親が購読していたので実家で読んでた。女子大生表紙特集とか懐かしい。山科けいすけのマンガ『パパはなんだかわからない』の最終回?が読めて感無量でした。
『キューティーハニー』永井豪:「愛の戦士キューティーハニー」の物語。初代アニメ版は子供の頃から何度も再放送を観て、主題歌も歌えるが、原作を読んだのは初めて。面白かったです。痛快作。絵も話も手抜きに見えるけど、魅力があるんだよなあ。意外と人が大勢死ぬ。お色気場面多し。ハニー最高!