『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー。フィリップ・マーロウが帰宅すると、将軍の次女がベットに全裸で横たわって待ち構えてる(アパートの管理人をたぶらかした)。平井和正の『狼の紋章』で小沼竜子が全裸で犬神明のベットに潜んでたシーンはオマージュだったんだな。絵は坂口尚『ウルフガイ』。 https://t.co/FJzsJJHdUy
#心に残ったキャラ達の死に様選手権
『幻魔大戦』(平井和正・石森章太郎)の東三千子お姉さんの死。幻魔から弟の東丈を守るために超能力が発動して、炎の中で命を落とした。原作を担当した平井和正によると、東三千子のモデルは石ノ森章太郎の若くして亡くなった姉とのこと。
「新装版 12色物語」坂口尚:詩情豊かな12の物語。とても美しい本。内容も本自体も。物語は、世界の様々な地を舞台に、シリアスだったり、コミカルだったり。ファンタジー、SF、ミステリーも。サーカスで働くバイオリニストの苦悩を描いた「雪の道」は、坂口さんの漫画道精神と重なるような気が。
末松正博『エイトマン』(1995年)
[原案]平井和正&桑田二郎
[エイトマン・デザイン協力]出渕裕
中断、本当に残念でした。続きが読みたいです。
特殊訓練所の所長の名はベガー。隊長は犬型星人。戦闘サイボーグのような星人がいたり、王子が主人公のママの親子の愛ならゲルダン星人を倒せると語ったり。『幻魔大戦』の影響としか思えないのですが…。大団円の最終章では冒頭でドクロ月(ブルー・ムーン)が地球の空に出現した理由が明かされます。
「MACARONI」おてんばベッキー:名作『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ)のオマージュ本。オールカラー。面白かったです。パロディネタが満載。トシちゃんが夜の街を歩く1ページ絵(「日はまた昇る!!」原作7巻)は細部まで凝ってるし、吾妻ひでお「陽射し」など80年代の漫画作品とのミックス作も。爆笑。
新連載『8マンVSサイボーグ009』記念。
#私の好きな8マン
『サイボーグPV1号』
8マンと大滝雷太との友愛物語は平井和正がアダルト・ウルフガイ・シリーズの『狼は泣かず』に転生させたけど、雷太の絶望感が伝わる元の漫画の方が悲劇(小説は雷太の内面が描かれてないし)。こんな体になったら怒るわ。
映画「幻魔大戦」公開前年に出版の「撃殺! 宇宙拳」(破李拳竜)の平井和正「幻魔大戦」ネタ(「SECTION2 少女拳士よムーン・ベースを叩け!」) 「これが来るべき幻魔との戦いなのだ!」の吹き出し横に手書き文字で「平井センセ、ウルフガイはどーしたん?」。同年コミケの吾妻ひでお画うちわ。
「幻魔大戦 Rebirth (6)」[脚本]七月鏡一 [漫画]早瀬マサト:東丈は「真幻魔大戦 第三部 破滅世界編」的な世界に。廃墟と化した東京で、ドク・タイガーによる東丈糾弾演説を幻視。角川版「幻魔大戦」で期待したなあ。東丈糾弾とGENKENが弾圧される展開はいつ描かれるのかと。
『少年/少女 SFマンガ競作大全集 PART6』木原敏江&大島弓子合作の「にじゅういちめんそうとあけちたんてい」目的で入手したら、「花の24年組」特集の竹宮恵子ページに、平井和正のコメントが。『地球へ…』出版記念パーティ(1980年5月9日)に家族(子供?)を連れてきたそうで。映画版は未鑑賞とのこと。
『VERSION』坂口尚:坂口尚さんの長編3部作(『石の花』『VERSION』『あっかんべェ一休』では唯一のSF作品。全3巻読了。3部作では本作だけ未読でしたが、期待以上に面白かったです。傑作。『石の花』に登場したW・ギュームのような人類の悪の象徴的なキャラの語りが興味深かった。絵は本当に上手過ぎ。