原作版(正確には雑誌連載版を改稿した単行本版)の「さようなら、ドラえもん」が好きすぎて、「帰ってきたドラえもん」が苦手だった。感動を帳消しにされたような気がして。アニメだと抱きあわせになっているから、余計に観たくなくなったけど、いまがチャンスかな。小原乃梨子さん死去。合掌。
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辻本侑生・島村恭則編著『クィアの民俗学』(実生社)。ゲイのバレーボールサークルやトランス女性のスナックママなどを取りあげ、「トリビアル学」としての民俗学を実践。南方熊楠らの男色趣味や北欧神話の同性愛的異類婚姻譚に関する王道的な(?)論考もあり、バランスがとれている。
アニメ映画版入場者全員特典の『ルックバック』原作ネーム(左写真)では、三船と野々瀬。その完成版にあたる原作単行本(右写真)では、藤野と京本。制作過程で著者「藤本タツキ」の分身だということや、「京アニ」放火事件を仄めかす方向に演出を加えたということなんでしょね。
「アルファタイプ」(バリバリ型)と「ベータタイプ」(ひっそり型)というキャラクター類型があるんだなあ。『ガラスの仮面』の魅力の一端も誰が見てもアルファタイプな姫川亜弓が、誰が見てもベータタイプな北島マヤの後塵を拝しつづける演出にあるんだろうね。
『ひとつにならない──発達障害者がセックスについて語ること』(イースト・プレス)の発売記念イベント、 ホホホ座浄土寺店(@hohohoza)でのソロトークショー、あした夜に迫りました! みなさんのお越しをお待ちしています。訴えられない範囲で、なんでも話します。
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香川まさひとさん原作『前科者』(月島冬二さん作画』12巻。香川さんが贈り物をくれるときの封筒は図工感覚があふれていて、いつも感心。私も自分の本を図工感覚で作っているから、やはりあちこち感性が似ている。大江健三郎の『新しい人眼ざめよ』や古井由吉の『槿』が出てきて良かった。
聖書って、まあまあ不健全だと思うんだよね。人類史上最初の殺人事件は人類史上最初の兄弟で起こるし、ふたりの娘は父を酔わせて性交して子作りするし、神は民の信仰心を疑って試し行動しまくるし、婚約者のいる処女にわが子をみごもらせて、そいつが誣告されて処刑されても、何もせず見殺しにするし。