「エコエコアザラク」の一編「悪魔の子」に「オーメン」が描かれている
当然、古賀新一先生は観に行っただろうが、ダミアンが母親を襲うシーンなんかあったっけ?
(大昔に観た映画なので、うろ覚え)
それはともかく、古賀先生による「エクソシスト」や「ヘルハウス」のコミカライズ、読みたいなあ~
手塚治虫先生「ザ・クレーター」の一編「三人の侵略者」
地球に偵察に来た宇宙人達。彼らは脱獄囚に化けて、ある別荘に潜り込むが…という内容だが、その中で「マンガの神様」らしき漫画家が宇宙人に寄ってたかってブチ殺されるシーンは何度見ても、笑けてしまう
ただ、それだけなんです…
津々見じゅん「どけち馬鹿」(1974年「漫画ボン」3月号)
津々見じゅん名義の貸本や児童漫画は目にしたことはないけれど、この絵から、丘野ルミ先生の別名義で間違いないと思う
主人公が明朗活発なのは相変わらずだが、内容は大人向けで、エロなシーンもあり(かなりぎこちない)
やはり、作者は男性?
しみず・あやこ「男はあいきょう」
痔持ちの少年が、好きな娘のクリスマス・パーティに行くために、タンポンをお尻の穴にねじこむ…という内容
でも、プレゼントに間違えてタンポンを渡して、失恋というオチ
ラストの「あの日でも泳げます」はCMの文句?
一番凄いのは、作者が女性であることだと思う
最初、このコマを目にした時、バーコードかと思った。
「実はかくかくしかじか」というセリフの便利さを再認識できます。
(画像は、浅丘ルリ先生「手と眼と悪魔」より)
中島利行「わるふざけをぶっとばせ」
低俗なTV番組を真似る子供達。それに業を煮やした少女が学級会で「女の子をばかにするわるふざけ」に抗議する内容
俗悪なTV番組、更には大人への、作者の批判を感じる
ただ、掲載が子供新聞の為か、「性の目覚め」には敢えて触れていない気がする
難しいテーマです
黒田先生と並んで「何故こうなったのか、よくわからない描写」が多いのが、望月みさお先生
最初は天然だと思っていたが、最近、考えが変わってきた
もしかしたら、新たな表現に果敢に挑んだ「開拓者」だったのではなかろうか?
過去の「試行錯誤」が今になって斬新…かも…
(勘違いだったら、ゴメン)
話のついでに、太田康介「RE型血液」(「オール怪談・23」)
血液について何かで読んで、描かれたのでは?
と言っても、有毒な缶詰を食べた為に、血液中に有毒細胞が繁殖し、血液が生物を襲うようになるという、荒唐無稽な内容
「人喰いアメーバ」を扱った先駆的作品と言えるかも…
意外と面白いです
白井豊(aka 東田健二)「溶けた男」(太平洋文庫/1962年)
男が硫酸槽にとび込み自殺をするのを目撃した主人公。彼はその男と、知り合いの漫画家を殺した疑いをかけられる。二つの事件には意外な接点があった…という内容
力が入った推理漫画だが、謎解きに理不尽な点があって、読後感はイマイチです