吠夢・画「人々に夜空を見上げさせた男・矢追純一物語」
まあ、内容に関しては正直どうでもいいが、放送作家だった青島幸男のエピソードはかなりくる
あんな脳天気な「ホンダラ行進曲」の裏にこんな陰惨極まりない事件が潜んでいたとは…
都知事にまでなった御仁はやはり違う
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「雨月の里」は「仏草」(1991年「スペクター」No16)のリメイク
カップルが仏草を探して山奥に行き、美女の住む家に泊まるのだが…という内容で、ストーリーは全く一緒(大きな違いは濡れ場の有無のみ)
「トイレがない!」シーンも同じ展開で、ここまで来ると、焼き直しであっても逆に清々しい…かも
漫画にとって「目の表情」は重要だが、その真逆を行く(?)作品が、森まさみ「ふうてんマリア」(「漫画サニー」1968年4/23号)
男キャラはともかく、ヒロインの目が余りに感情が希薄で、妙に不安を煽る
ラスト、自分の頭に無造作に弾丸をぶち込むヒロインの虚ろな目が私の心を鷲掴みにして放さない…
個人的に心霊写真と言えば、黒田みのる、故・冝保愛子、稲川淳二さんの三人
中でも黒田みのるが頭一つ突き抜けている感じだが、心霊写真の鑑定でもやっぱり「炎の業」を使っている
(画像は「見えない愛」(「体験恐怖KAN No.3」1992年)より)
ここ迄している割には、どうも胡散臭い写真が多い気が…
青木智子「迷いの山の館」(「月刊実話恐怖コミック」1993年9月号)
この雑誌での掲載作は「学校に伝わる怖いうわさ」に収録されているが、これは未収録のはず
犬木加奈子先生のアシ出身ながら、既に独自のどす黒い世界を創り上げていて驚嘆!!
タイトル表紙の名前の上のコメントがまた味わい深いんだ!!
昔の漫画雑誌で「元祖!!スプラッター時代劇!!」といった感じの漫画があると、妙に嬉しくなる
最近の掘り出し物は、桑原たけし・構成/西村亮太郎・原案「鮫牙四郎魔剣行 呪いの魔像」
「子連れ狼 三途の川の乳母車」以前にドタマかち割っているのは流石
この芯から荒み切った雰囲気に一人悶えている
神田森莉先生「苦痛道士現る!」(「ホラーM」1997年3月号)
知恵の輪を解くと、地獄から苦痛道士が現れ、最高の苦痛を味わわせてくれる…って、どこかで聞いたような…
でも、ヒロインは超ドMな女子高生で、これはこれで面白い!!
クライヴ・バーカーと神田森莉先生、相性はいいのではないでしょうか?
羽生生純先生はギャグ漫画で高名だが、怪奇漫画ともすこぶる相性が良い
負の方面にリアルな絵柄と毒々しさに満ちた色遣いの為に、ベタな怪談でも、非常に不気味
ホラーとギャグは紙一重と言われるが、「ギャグでもちゃんとホラーしてる」というのは意外にレア
一度、本格的に怪奇漫画に挑戦して欲しい
昔のマンガでたまに見る「ぐるぐる縛り」、何か好きだなあ~。
こういうのを見ると、個人的には「トムとジェリー」を連想しちゃいます。
(余談だけど、最初「芋虫縛り」と表現しようと思ったら、SMにそういう名前の緊縛方法があるそ~な。)