望月みさお先生の「白髪幽霊」はキャリア後期の作品だと思うが、少女漫画風な絵柄から劇画の画風へ挑戦している模様
だが、お目めはぱっちりなのに、鼻と口の描写があまりに独特で、その落差がキョーレツ!
望月みさお先生はキャラの鼻の穴を強調し過ぎるきらいがあり、北※※郎をすぐに連想してしまう
井出智香恵先生「闇のレジェンド」
袖に先生の「ホラー物」に対する想いが述べられている
「ただグロでなく冒険とひたすらに人間の情念がらみのものでなければ」ならないとのことだが、作品の初頭に、女性が脳天から串刺しになる、豪快な残酷描写が炸裂!!
容赦ない残酷描写に、巨匠の貫録を感じる
杉戸光史先生の「なめくじ少女」に出てくるナメクジは、恐ろしく運動能力が高くて、インパクトは強烈
http://bpojhc.hungry.jp/hibarihitcomics/sluggirlhhc.html …
ただ、どのようにして、あれほど素早く移動したり、ジャンプができるのか、何度読み返しても、わからない
御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると、幸いです
画像は、北杜太郎「入魂譚」より引用。
http://bpojhc.hungry.jp/taiheiyoubunko/nyuukontan.html …
ただし、かなり残虐度の高い作品なので、閲覧にはご注意ください。
脱力系の漫画家と知られる(?)多摩海人先生の「赤い湖」
毎年、5月21日になると、水が真っ赤になって、通りかかった人を引きずり込む湖の秘密を描いた作品だが、人が湖に飲み込まれる時の音が「スポッ」
このマヌケな擬音語のせいで、ミョ~にのどかな作品になってしまってるような気がする…
あと、本当にどうでもいいことなのですが、南修一「Fカップの魔女」を思い出しました
セクハラと聞くと、巨乳になって、お仕置きせずにはいられない魔女のお話です
いつかサイトで取り上げようと思いつつ、内容が内容だけにいまだ紹介できておりません
電子書籍化されてますので、興味ある方はどうぞ
貸本漫画には物語の途中に「休憩ページ」が挿入される作品がある
内容は作者の近況報告が多いようだが、司孝平「惨酷記」では「○○する時のコツ」を解説するという変わり種
でも、主人公の妹が惨殺された場面をぶった切って「おいしい果物を選ぶコツ」等について語るのは、アバンギャルド過ぎると思う
「水木しげるの妖怪百物語」読了
様々な妖怪が紹介されているが、個人的に最も怖かったのが「寝太り」
妖怪ではなく「妖怪病」で、美人がやたら寝ていると、超デブりんになるというもの
ぱっと見はあんまり恐くなさそうだけど、よくよく考えると、これはヘタな妖怪より遥かに恐いと私は思う
巷では、菅沼要先生のセクシー怪獣・シリーズが目玉でしょうが、菅沼先生と関わりの深い、湧井和夫先生も「歯痛とおヒゲ」というエロマンガをばっちり描いております
内容は、胸の谷間に毛が生えている女性の懊悩を描いたもので、ラストはやっぱり剃毛プレイ
何か、こう…蹴とばしたくなりませんか?!
その筋では有名な「漫画Q」(画像は1969年9月3月号)
表紙からして脳ミソが腐りそうだが、ひたすらエロ尽くしで、SFも怪獣物も時代物も片端からエロへと収斂させていくパワーが尋常ではない
まあ、野郎の端くれとして言わせてもらうと、男というもんは目先のエロには抗えない、無様な生き物なのです