あくまで推測だが、少年漫画誌で最初に「オナニー」を(直接的ではないにしろ)描写したのは、ジョージ秋山先生「告白」第一回目(1971年「少年サンデー」3/14号)ではなかろうか?
私の漫画の読書量は(怪奇もの以外は)微々たるものなので、見当違いな意見かもしれない
ともあれ、生臭い話でごめんね
7月19日は全国の多くの小中学校で終業式が行われたと聞いて、頭に浮かんだのが、土田よしこ先生「つる姫じゃ~っ!」のこのコマ(1974年「週刊マーガレット」8/11号より)
何回見ても、「通信簿 脳にしみいる オール1」は天才的だと思う
土田よしこ先生は、もっと積極的に再評価されるべきだ!
「土曜漫画1970年10/23号」に、阪本誠一(akaヒモトタロウ)先生による、TV版「ハレンチ学園」の取材漫画が掲載されている
「ハレンチ学園」には、原作も映画もTV版もほとんど接していないが、そんな私にも、当時の熱狂だけは多少なりとも感じ取れる
私が産まれる前の話だけど、大騒動だったみたい
小沢おさむ「悪太郎風来帖 ふざけた野郎」
ヤクザが仲間と共謀して人を殺すが、殺した相手がどうも生きてるようで…という物語
これでピーンと来た人もいるだろうが、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー「悪魔のような女」の換骨奪胎
有名なクライマックスをここまで「へっぽこ」にする手腕に感動した!
あくまで推測だが、貸本漫画家の丸山たかし先生は「桑原たかし」に改名して、しぶとく活躍したのではなかろうか?
とは言え、推測の根拠は、丸山たかし「炎上」(文洋社/左の二枚)と、桑原たかし「墓場から来た天使」(1968年「アパッチ」新年号/右の二枚)のみ
目元がかなり似てると思うのだけど…
「傘でこめかみを突かれ失明」のニュースを見て、藤崎晶子先生「影踏み」(1998年「大恐怖4月号」)を思い出した
女の子が、前にいた女性の傘で眼を突かれ死亡する。母親は犯人を捜すものの、世間の無関心を前に心を病んでいく…という物語
非常にイヤな話で、読み返したことを今、猛烈に後悔している
1970年代のひばり書房で、西洋のモンスターを題材にした怪奇漫画を描いていた、五島慎太郎先生
先生の作品では、パトカーのサイレン音は「ボヨッ ボヨッ ボヨッ」
実に緊張感に欠ける擬音で、味わい深く感じる
個人的には「北斗の拳」(ファミコンでの一作目)でのザコ敵破裂の効果音を連想しました
付録本「大海獣ゲボラ」の裏に「スーパーマン」単行本の広告が載っている
「日本ではじめて本になった」との事で興味深くはあるが、個人的には、上部のスーパーマンのイラストが気になって仕方がない
特に、下半身!
尿意に耐えながら、トイレへすっ飛んでる最中だと、勝手に想像をたくましくしている
かわいありさ「繭の大祭」(1995年「サスペンス&ホラー」9月号)
こんなイカれた怪奇漫画、久しぶり
主人公が先輩の田舎を訪ねたら、そこでは蚕を祀っており、祭が始まる…という物語
「暗黒神話」のタイムカプセルのシーンを徹底的にグロにした感じで、グチャグチャ
ラストもワヤクチャ
復刻希望!
この作品は「漫画Q 1969年2月19日号」掲載
他には「人魚の刑」「振動の刑」「人間衛生の刑」「淫楽の刑」とあり、B級アクションものらしく、残酷描写のバラエティが豊富なのは流石
でも、処刑法に凝るよりも、裏切者を出さないよう、尽力する方が有意義だと思う
まあ、どこの組織にも言えることだけど
望月みさお「のろわれた女医」に、「秘密を知られて自殺」の見出しがあって、笑ってしまった
いくらなんでも、ネタばれし過ぎだろ!
大抵のスリラーでは、秘密を知った相手を、口封じに殺そうとするものだが、この妙な所で薄味な展開もまた、望月みさお先生の魅力かもしれない(テキト~言ってます)
西たけろう先生「ミイラ少女」に、ハートが乱舞する描写があるが、西たけろう・キャラとハートマークは絶望的にミスマッチ
昼間から陰の濃い顔をしてるキャラに、少女漫画的な華やかさが似合うワケがない
でも、実は西先生、バリバリの少女漫画を描いていたりするのだろうか?
あったら、読んでみたい