手元にあった、平田弘史先生の貸本漫画を読んでいたら、豪快な残酷描写があって、度肝を抜かれた!
(「魔像・66」収録の「百姓二人」)
「百姓二人」は、ぶんか社からのコンビニ・コミック「平田弘史の超絶士魂伝説」に収録されておりますので、興味ある方はどうぞ
滋味豊かな、心に染み入る作品です
つゆき・サブロー「ミイラ島」でのミイラ図書館のシーン
「流行の怪奇マンガ」を尋ねると、「兎月の水木しげる、橋本将治、つゆきサブロー」と答える所が印象的
水木先生と並んで、橋本将治先生を挙げているのが面白い
杉本五郎(つゆき・サブロー)氏は橋本将治先生の作品もお気に入りだったのかな?
西たけろう先生は基本、生真面目な作風であるが、「助けて!!誰か」に、世にも稀なズッコケ・シーンがある
(作品の粗筋→https://t.co/lfsvj8VWFj)
夜中、異様な物音で目覚めたヒロインが見たものは?と煽っておいて、こんなオチかよ!!
台所の灯りが付いているのかどうか判別できない所も味わい深い
佐々岡けんじ「濡れこぼし」(1976年「週刊実話雑誌2/1号)
スキンを買いに行った女性が、スキン自販機の前にいた男二人に凌辱される内容
元・水木プロの佐々岡健次先生の作品らしいが、知識不足でよくわからない
絵的には池上隆一先生を彷彿させる所がある
ハードなシーンは割愛してます(ごめんね)
巴里夫先生は恐らく、怪奇やスリラー漫画とは一生縁がなかったように思う(描いていたら、是非読みたい!)
ただし、貸本漫画の一編「春のデザイン」(「風車No16」収録)には、悪夢のシーンがあり、「服のおばけ」が出てくる
これが、怖いとか以前に、摩訶不思議な描写で、やはりベテランは違うね!
保谷良三「夢見る人」(「泉 No.66」(若木書房)収録)
夢見がちな少女が、ハンサムな青年に想いを寄せ、色々と想像を巡らせるが、実際の彼は…という物語
少女漫画に関して詳しくないですが、絵柄は、ちばてつや先生の影響あり?
でも、シャープな描線や巧みな構図、きっちりとした構成で読ませます
それから、約二十年後
保谷先生はエロ漫画の世界でバリバリ活躍していた
少女漫画時代と違い、絵柄はムチムチのビショビショで、内容は皆、さかりまくり
それでも、保谷先生のこれまでの紆余曲折を考えると、なかなか感慨深いものがある
個人的な事だが、保谷先生の女キャラのおっぱい、好きだなあ~
宏文堂の貸本怪奇漫画の表紙を手掛けていた按田武志先生
後年、SM雑誌で挿絵を描かれたらしいが、情報量が少なく、謎が多い
そんな按田武志先生のエロ漫画「歪んだ肉欲」(「漫画エース」1969年4/18号)
女性キャラの顔付きに、貸本表紙時代の面影がある気がする
他にも、漫画作品はあるのだろうか?
「三つ目がとおる」の和登さんは、手塚作品の中でも屈指の女性キャラだと勝手に確信している
ボーイッシュだけど母性的という性格もいいが、やはり、露出度の高さが一番の魅力
しょっちゅうスッポンポンになっているけど、これって永井豪先生の影響なのだろうか?
何はともあれ、和登さん、サイコ~♡
山上たつひこ先生の初期作品「やってきた悪夢たち」(1969年)
モブ・キャラの中に、永井豪先生ちっくなキャラが…(ハレ~)
ギャグ、SF、ホラーと接点が多い気がする山上先生と永井先生
実際の所は私にはわからないが、永井先生は山上先生に影響を与えたりしたのだろうか?
御存知の方、教えて~