『笛』横山光輝
(ジョーカー 1969.5.23)
白痴の男が実は凄腕の暗殺者だったという本作。
知的障害を持つ人間が犯罪に利用されるというのは藤子A先生の『禁じられた遊び』位しか思い浮かばないのだが、他にもあるのだろうか?
しかし、最後で笛を吹いていた娘は完全にとばっちりだな。。可哀想に。 
   『素人売春』
(1977 土曜漫画増刊)
このタイトルのど直球さに思わず怯んでしまうが、それ以上に常山先生の問題作「人間失格」が異彩を放っている。
すげー内容だなと初読の時は思ったがちゃんと雑誌のコンセプトにそぐう物だったのだな。
紙で読みたかったので嬉しい。 
   劇画 日本の経済
(日刊工業新聞社 1979)
なんとしてでも経済をわかりたかったので購入したのだが、結局良く分からなかった。
バブル以前、消費税はなく定年が55歳だった時代は現在からすると隔世の感があるが、現在を予見する様な台詞もそこここに。 
   精神障害者の私宅監置(座敷牢)を描いた作品はメジャーな所だとやはりジョージ秋山先生の『ばらの坂道』とその姉妹作とも言える『赤い海』だろうか。
発表当時でも既に制度としては廃止されていたが(沖縄では72年まで存続)、これは現代にもまだ生き続けている問題なのだ。
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   『ドリブ マンガ エコノミクス』(1987 青人社)
バブル全盛期に出版されただけあって当時の狂騒っぷりが堪能出来る。このセルフ掛け軸、実際に作った人とかいるんすかね