平成まんが大全集(1993.6)
劇画ジャンプの創刊20周年記念に発行された一冊。
正にエロ劇画版「夢の架け橋」的な豪華執筆陣であるが、その中で異彩を放っているのがトチボリ茂。紺野泰介名義での偏執狂的な描き込みからローファイな作風に転じてはいるが、違った意味での狂気を感じさせる。
「藍の時代 begin」読了。
車田正美の学生時代を含めたデビュー前の作品が読める、ある意味本編より資料的な意味では価値が高い本書。既にこの時点で作風は完成しつつあるが、「潮騒の詩」では「ザシャッ」という車田作品で多用される擬音が(恐らく)初登場。必読だ。
海が不死身ならば空は36号。
「幻の36号」はebook japanで読む事が出来る。
只の架空戦記に留まらず、戦争や軍隊における理不尽さに対する怒り、平和への想いは後の作品群へと繋がっていく。