「幻影」飯島市朗
(特集漫画トピックス 掲載年不明)
つまり狂気を描くのではなく自身の狂気そのものが脳から直にアウトプットされている為、この時期の飯島作品の中毒性、トリップ度はかなりのレベルにあると俺は思う。
復刻でブラパン掲載作は読める様になったが特漫も是非お願いしたい次第です。
行きつけの古本屋で購入
アシュラ外伝は電子書籍や銭ゲバの娘の表紙に再録されてるけど、二色カラーで読みたい
こん中だと佐々木マキの「廢曜日」がサイケで一番好き
『アジアやくたたず講座―誰もやらない旅をしよう』柚平幸紀
気合いの入ったパイセンが描いた本作は凡百の旅行ガイドとは一線を画する。
Oz magazineには絶対に載せられない内容ばかりだが、特筆すべきはピーガスゥ(首だけ女)についての詳細な解説。
多分旅行本の中では世界一充実していると思う。
今回マンガ図書館Zで配信されたムロタニ先生の『37階の女』最高だったなぁ。
どうしても紙で読みたいから、ビッグコミック、探すか。。
この「札束犬」も犬の肛門に変な機械をぶっ込んで光を照射すると糞が札束に変わるという、とても常人の思考では辿り着けない発想から生み出された奇跡の作品。
期せずして後の失われた20年、デフレ社会に対する早過ぎた警鐘を鳴らすと共に、その対策までも指し示してくれている予言の書だと言えよう。
『漫画大爆笑』1982.7 檸檬社
うのせけんいち作品掲載号。
今回のゲストは紺野泰介先生だが、作風を誌面に寄せるなどと言う日寄った事は当然一切する訳が無く、いつもの異様な世界観が全開だ。
しかしいくら別名義(トチボリ茂)とは言え、この作風の違いは一体なんなのだろうか。謎過ぎる。
「0病棟」は郷力也先生と太陽プロ名義での作品だが、デビュー当時の様子が師である池川伸治先生の短編に描かれている。
池川先生の漫画は奇抜なタイトル、発想が特色だがその志はあくまでも高い。
その高さが若干変な方向に振り切れている気もしなくはないが、むしろそれが魅力と言える。
『汚されたマル秘映画』瀬沼一郎
(ナック情報 1973.6)
この作品は1979.6のチャンスコミックにも掲載されているが、こちらが年代的に初出だろう。
実際の活動期間はかなり短いと思われるが、自販機本や浪速書房の単行本で作品はかなり使い回されており、調べれば調べる程訳が分からなくなってくる。