『喜劇新思想体系』山上たつひこ
読了。ギャグ漫画というフォーマットでタブーをこれだけ限界まで追求した作品ってないんじゃないかしらと思わされる。
障害者=心が美しいという勝手なイメージ(烙印)にまで踏み込んで、徹底的に偽善の皮を剥ぎ取っていく。
あぁ、これ10代の頃に読みたかったなぁ。
#ラーメン評論家の事を話す前にお気に入りのラーメン画像出そうぜ
ラーメンまんがと言えば土山しげる先生(偏見)だが「怒りのグルメ」は今こそ読むべき作品
初期は末永史とか載ってて、これは活動休止直前(1973)の作品なんだがやっぱ独特の空気感あってカッコええわ
末永先生の微笑やベンコミに掲載された未収録作品集を(出来れば少女まんが時代のも)どっか出してくれんかねぇ
収録作品の一部
これだけでただならぬ雰囲気を感じてもらえるだろうか?
自分で言うのも何だが大変なものを作ってしまった気がする
『人形の呼ぶ声』杉本啓子
ホラー色の強い作品集だが、中でも出色は6Pの小品「冷蔵庫」。
かくれんぼをしていた少年が空き地にあった冷蔵庫の中に閉じ込められてしまい、不安と恐れに慄く中突然始まるジャンケン。
言い知れぬ後味の悪さが残る。
この6Pの為だけに買っても損はしないと言い切れる。