『覗いちゃだめよ』円住文平
謎のインディ出版社、浪速書房による謎の作家の単行本。って言っても多分これ、無許可で勝手に出してるんじゃないかなぁ。
同社「青春愚か節」の掲載作品はチャンスコミックに載ってたのと結構被ってたりして、何か繋がりがあるのかもしれない。が、全ては謎のままだ。 https://t.co/4qwRmOWy2z
『メイコの遊び場』岡田索雲
遅まきながら購入。
子供が悪戯にカエルや昆虫を殺す様に人間を壊していくメイコ。
空っぽの部屋から地上を見下ろすこのシーンが良い。
冷徹な観察者としての彼女の視点が今後どの様に変化していくのか楽しみで仕方ない。
遊びの時間が終わった時、彼女は何処に帰るのか。
古書ビビビさんのツイートで存在を知ったJ.マツオ先生
偶々ご本人から単行本を購入する機会に恵まれ無理を言ってサインを入れて頂いた
海外からも探求が来ているとお聞きしたが、この奇妙で超現実的なイマジネーションに溢れた独特の世界は確かに国境など易々と超えていくだろうと納得
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えっ、経団連新会長は「地上最強の男・竜」が愛読書ってマジ!? https://t.co/gXpZVFbVTq
こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
「芸能界なんかこわくない」麻生寛
似顔絵系漫画は出てくるキャラが「あっ、あの人ね」と読者に認知されて初めて成立するものであり、それ故にある程度の画力を要するジャンルと思うが、この作品の前にはそんな前提は全くの無意味だ
ひろみは具志堅、ジュリーは長州にしか見えない
だが、それがいい
『うしろの百太郎』つのだじろう
言わずと知れた心霊まんがの古典だが、本作にはコックリさんに憑かれた少女が精神科に入院させられる場面有り。
いわゆる催眠状態による一過性の精神障害と言えるのだろうが、社会問題化してしまう事で迷信・呪術と精神医療は奇妙な形でクロスオーバーしたのだった。
『0病棟』湯屋若凡+郷力也
(1976 土曜漫画掲載)
原作の湯屋若凡について調べてみたが正体は分からず。
主人公が冤罪で強制入院という流れは先の作品と同じだが、インシュリンショック療法や薬物療法についての言及、看護者による暴力行為といった踏み込んだ描写が見られるようになってきている。
バルタン星人の民間人殺戮場面とか見ると、初代マンが移住の交渉が決裂した後に躊躇いなく母船を破壊していなかったら、将来こういうシナリオもあり得たのかもしれないと思ってしまった。
うーむ。
『ときめきフリーター』
南極いちご
鬱黒さんの紹介で知って以来、心の片隅にあったこの一冊を遂に購入してしまった。
バブル崩壊の前年(1990年)に発行された就職氷河期世代には心の痛むタイトル。
そして作中には奇しくも金町の文字が。稀代の天才(異才)二人が今、時を超えた邂逅を果たした!
「さよなら星」谷ゆき子
読了。
谷ゆき子先生は基本こってり。
お菓子かと思うが毒もある。
僕が好きなのはばあやが何の前振りも理由もなく、3ページ後にあっさり殺される所。
しかも物語の進行上何か必然性がある訳でもない。
不条理極まりないが、
それは人生そのものでもある。
必読。