彼女たちは時々家の中まで入っていたそうですが、初期の頃はトイレットペーパーとか捨ててあるメモとか些細な物しか持ち帰らなかったのでポールも暗黙のうちに許していました。2階の窓から「ブラックバード」を歌ってくれたり、のちにそのうちの一人がマーサの散歩係になったりもしたそうです。
それで急遽ジャムサンドが作られて出てきたわけですが、お礼にジョージはサインをあげたとのこと。のちのアップル時代にも、アップルスクラッフスの女の子にきゅうりとチーズのサンドイッチを作ってもらったそうです。
マーガッレット王女は熱烈なビートルズファンで有名でした。どんな時でも物怖じしないジョージですが、オックスフォード大の食事会でも。それについては次回に。
まあ結果オーライということで…。とはいえ最低印税率はしょうがないとしても、映画やグッズの初期のマージン取り損ない分が、一説では当時の額で数千万ドルから1億ドルという話にはさすがにう~んとなってしまいますね。
私はシャドウズの生き残りのマービン、ウェルチ&ファーラーが大好きですが、彼らの歌や動画が今やYouTubeでいろいろ見ることができて、いやあ便利な世の中になったもんだなあとしみじみ思いますですよ。
ブライアンは、ジョンやポールに対しては「絶対的に信頼を寄せるビジネスパートナー」として、一方リンゴとジョージには「面倒を見なくてはいけない弟や息子」といった家父長的な接し方で世話を焼いていたと思います。4人に対してはひたすら真面目で献身的だったんですよね。
ジョンっていうワンコは多いのにポールやジョージって名前をほとんど見かけないのはなんででしょうね。もっとも猫にジョンやタローってのもあんまりないですけど。
このスリーフィンガーをドノヴァンは「自分がジョンに教えた」と言ってますが、ジョンは「ドノヴァンの友人のジプシー・デイブに教わった」と。
あとドノヴァンは「『I will』も手伝った」と言ってますが、ポールは「最終的には全部自分で作り直したよ」と。
パティがジョージ→クラプトン(ロン・ウッドとも浮気あり)とギタリスト中心だったのに対し、ジェニーはM・フリートウッド→I・ウォーレスとドラマー方面でダンナをゲット。その名前のお店はロンドンのチェルシーマーケットエリアにオープンしました。
「45回転シングルを4分以上にすると音量がガタ落ちする」というメカニックの抗議の中、様々な試行錯誤の末この壁を突破した経緯がアンソロジーに書かれてます。「無駄に長い後半部」と評論家から言われましたが「やたら長い」ということ自体がこの曲のセールスポイントだったともいえるでしょう。
吹き抜けの階段のコンクリート壁の反響を利用して、マイクは2階上に吊り下げエコーを得ました。まあ階段裏にジョンが隠れてたどうかは謎ですが。