映画の最後を飾るライブ。候補に挙がった場所は、ローマのコロシアム・豪華客船の上などいろいろあったが、結局自社ビルの屋上という一番しょんもない場所になった。いかにも行き当たりばったりのビートルズらしい。
サングラスの男はインディカ・ギャラリーのジョン・ダンバー。当時の彼の奥さんは、後のM・ジャガーの恋人で峰不二子のモデルでもあり数々のスキャンダルを巻き起こすマリアンヌ・フェイスフル。ちなみにこのギャラリーの包装紙のデザインはポール作。
なにしろキャピトルがライブ録音に用意したのは3トラックテープレコーダーというお粗末さ。不屈のG・マーチンはその後最新機材を使ってミキシングし直し、77年に発売にこぎつけます。マーチンえらい!
リンゴ家の夕食の食卓で、TPOをまったく無視したジョージの爆弾発言にパティはショックを受けてトイレに閉じこもってしまった。…という事件がP・ブラウンの伝記本に載ってます。ジョージ「近親相姦っぽいことをしてみたかった」…馬鹿かと。
すいません。じつはこの翌年の67年にジョンはロールスをおサイケに塗り替えるので、本当はこの時のロールスはまだ黒のままです。でも「死の車」とか「走る棺桶」って言われたり、バイクが川に落ちたのは事実らしいですよ。