それほど難しそうな曲じゃないんだけど、なにしろジョンたちの中にあの曲のコードと歌詞をちゃんと最後まで知ってる者はいなかったというww 耳コピーの達人であるポールにしてみれば楽勝だったわけですね。
68年7月3日にスタートした「オブラディ」はダラダラとリメイクを繰り返していましたが、5日後ドラッグでフラフラになったジョンがやけくそでひっぱたいたピアノが最終バージョンになりました。別テイクを聴くとポールは最初もっとスローなもろレゲエっぽいのをやりたかったんだというのがわかります。
ビートルズ側全員に配られたお土産は、プレスリーのレコードと幌馬車型の電気スタンド。思いっきり「英国の片田舎からのおのぼりさん」扱いされてますw
フィルはまだ刑務所にいるのかなと思って検索したら、2021年にコロナで亡くなっておりました。…コロナかあ。ジョンやジョージが亡くなったときどう感じただろうなあ、数奇な人生を歩んだ人だったなあとしみじみ。
そういった中流意識はミミおばさんに顕著ですね。ジョンが労働階級の子供たちと付き合うのをすごく嫌がってましたから。
あとビートルズの両親でキャバーンに何度か行ったのはハリスン夫人(まあこれは当然)と意外にもミミおばさん。これについてはまたのちほど…
ジョンっていうワンコは多いのにポールやジョージって名前をほとんど見かけないのはなんででしょうね。もっとも猫にジョンやタローってのもあんまりないですけど。
二人ともヨーコやリンダに母親としての役目も求めてたってところが共通していて面白いですよね。そして実際二人の女性はジョンとポールに多大な影響を与えたわけですから。
多くの伝記本が「初期のビートルズの人気はピートのルックスに負うところが大きかった」と認めています。それゆえ「彼の人気に嫉妬した3人がピートを追い出した」というベスト夫人の説が後々までまことしやかに語られることになるわけですが、まあ親の欲目ってやつですね。
H・デイビスの本によると、夜中に曲がかかった途端絶叫して驚いて飛んできた家族に「ここのギターを聴いて!」と大騒ぎしたらしいです。まあ気持ちはわかりますね。