午前十時の映画祭でもないのに、わざわざ電車に乗って10時開映の映画を見に行く俺(´・ω・`) まあ映画を超えた個人的な関心もあり、『ある男』と対になる意味でも仕方ない。と言うわけで、これから『千夜、一夜』。
到着したのは生品神社。1つ1つはそこまで珍奇ではないのだが、さして大きくない神社の中に何でもかんでも詰め込んでいるのが確かに異様。まるで神社版ドンキホーテ(←店の方ね)のようだ。
ところで『ある男』を見たら、どうしたって『千夜、一夜』も見ないわけにはいかない気になってきた。だって明らかに繋がっているというか、コインの裏表みたいな話だから。今週中に何とかして見よう。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
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土を喰らう十二ヵ月
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あちらにいる鬼
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ディア・ハンター
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しかし全編には思わず涙が出そうになるところも多い。私が思わず泣けそうになったシーンの中に、以下の2つがある(2枚目は肝心な言葉を消してネタバレ防止済)。
『土を喰らう十二ヵ月』最近自分にとって驚くような映画体験が多いのだが、まさかこの作品までがそうだとは夢にも思っていなかった。途中で涙が溢れ、危うく嗚咽しそうになり、それを必死に口を押さえてこらえたほどだ。しかもその時に襲った感情が必ずしも普遍的なものではないからややこしい。
@kitinawa 「すずめが満員になっていないにも関わらず、他の映画にも客が入っている」ことにより、あなたの「すずめ以外の映画はすずめの代替品であって、そんなものを売るのは商売として間違っている」理論が、独りよがりの狂ったものであることが分からないなら、何を言っても無駄。
昨日からずっと『土を食う十二ヶ月』と書いていた気がする。『土を喰らう十二ヶ月』でした。失礼。お詫びに見に行きます。お詫びじゃなくても見に行くけど。
極力ネタバレを排したため、漠然とした表現ばかりになってしまったが、何かしら感じるところがあったら、ぜひとも読んでいただきたい名作である。
実は最終巻で号泣するのではないかと予測していた。しかしほとんど泣けなかった。肩透かしと言ってもいいほどに。それは現実が感動的なクライマックスを拒否していたから。涙によるカタルシスを許してくれなかったから。代わりに残るものは、「涙を流せないことの呪い」である。