学校に合わせてヤンキーっぽくなっていただけの高橋さんは舞美に避けられた事がショックで彼女をイジメの対象にしてしまう。でも酷いカツアゲをしつつも隠しきれない好意と執着の表情が素晴らしい。ちなみに解決した後にカツアゲしたお金は一切使わずに手元に置いていた事が判明します。重い!
3話の2人の先生の対比も良かった。生徒に怖がられている天馬先生と、優しい保険室の戸井先生。でもこの抱き方で生徒運ぶ天馬先生は不器用なだけで生徒思いよね‥。そして戸井先生は哀しい人だった。あのお薬の正体からして、本当に子供のまま大きくなってしまった人なんだろう。#僕と悪夢とおねえさん
三面地獄はアシュラマンとはまた別のアプローチでそれぞれ人格も能力も違う3つの顔ってのが面白かったし、メインの猿顔がカッコいいんだ。今読み返すと妖怪の戦闘だから武器も超能力も使い放題ってのは可能性を秘めた設定だったなぁ。
記憶のままの涎が出るような美味しそうさに加え、今は各話のストーリー構成やSF要素の素晴らしさもより一層感じられる。いや~こういう作品に子供の頃から触れられるのは幸運だと思う。後、ちょっと気になってるのは「ドラえもんだらけ」ってこんな親切に注釈入ってたっけ?何分久しぶりだから曖昧。
私、五獣百歩拳習得の切っ掛けになった金獅子拳金龍が好きなんですよね~。決闘前に自分の出自のヒントを出すフェアさ、それに応えて敬語で相対するラーメンマン、超人拳法の秘技の応酬。作品中でもトップクラスに名勝負だと思う。
2話の沙名さんに何があってあの魔性を宿す事になったのかが明記されてないのが好き。大学に行って独り暮らしを始めて、その寂しさとダイエットが原因だろうか?素の彼女の朗らかさと“蝿の王”のギャップが凄い。その姿も能力も今巻ではトップクラスにエグいのよね。 #僕と悪夢とおねえさん
そういえば「僕と悪夢とおねえさん」では魔性発現→収束で大概の状況は元に戻るんだけど例外も有って、救い難い事をやった人は戻れないし、心に障害が残ったりもしている。これは「ケルベロス」の陸劫に近いものなのかなーと思ったり。黒い炎と黒い本。 #ケルベロス
妖怪だけでなく当然忍者戦も有って、抜け忍と追い忍と妖怪の三つ巴のような燃える展開も。毎回妖怪退治の手法が凝ってるんですよね。考えてみれば爆薬も使えるし飛び道具当たり前だし、忍者は妖怪相手でも何とかなりそう感強い。
シン・ユニバースロボに何か懐かしさを感じると思ったら、あれだ「ゆうれい小僧がやってきた!」の日本妖怪、三面地獄を思い出すんだ!あの肩から顔が3つ並んでる感じ!私リアタイで三面地獄戦めっちゃ応援してたんだよね‥。
後、作中に散りばめられた無数のオカルト伝承。当時ジャンプ読んでる子供がどれが本物でどれが創作かなんてわかるわけ無いじゃんッ!けっこう後まで「賢者の石」の対になる「愚者の石板」の実在を信じていましたよ私は。