大林宣彦監督が亡くなってもう初七日。
あっという間です。僕にとっては類を見ない偉大な作家であり、やさしく辛抱強い先生であり、いつも笑顔でチャーミングな義父でした。まだ言葉もありませんが、かわりに、大林監督とイタリアをご一緒したときの思い出を描いた作品を公開します。1/2
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どうして僕が「言葉」というものに強く肩入れするかというと「一九八四年」でオーウェルが書いてます。「言葉を破壊すれば思考の幅は自然と縮小される」。各所で紙の本は「出版社から取り寄せ」になってますがいくつかはまだ在庫あります。青山ブックセンターさんですとか。
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「政府に歯向かうなんて反権力っぽくってダサい」という内容のつぶやきを見たのだけど、ちょっと目からウロコだった。そういう価値観なんだ。「政府の言いなりになって2+2=5だと信じます」のほうがダサいんじゃないか。 https://t.co/m7Ef1E68rL
「あそこの店20時すぎてもやってるぞ」「あそこ酒飲ませてるぞ」「明かりついてるぞ」「あのコンビニで酒売ってるぞ」密告するほうもするほうだけど構造としては権力によって分断させられているんですよね。
こんなときなのでオーウェル『一九八四年』をどうぞ。
戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なり
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単行本『セリー』収録の「あの日あなたと(ヴェネツィア2016)」。『セリー』は増刷未定で在庫切れですが、電子はありますので、よろしかったら。
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スタニスワフ・レム原作『ソラリス』の第1話、無料公開となりましたー!! 本日オープン早川書房のコミックサイト「ハヤコミ」にて。読んでくださーい!!!
自著の宣伝ですみませんが、支配が当りまえの状態がつづくとオーウェルの「一九八四年」の世界がやってきます。僕のコミカライズでなくても、オーウェルの「一九八四年」とか「動物農場」を読んでみてください。予言の書かというリアリティです。
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「いずれ党は『2+2=5』であると発表し、それを信じなくてはならなくなるだろう。自由とは『2+2=4』といえる自由なんだ」
『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』からの抜粋です。こちらからオンラインでも入手できます。
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「セリー」1-①
気候変動による世界の終わり、カケルとヒューマノイドのセリーはただ本を読みつづける。ほかに生きている者はいるのだろうか――というSFです。こんなときだけどというべきか、こんなときだからというべきか、すこしでもお楽しみいただけたらうれしいです。1話目と2話目を公開します。