オーウェル「一九八四年」は描きおろし。去年からこつこつ描いていました。「ビッグ・ブラザーは見ている」「テレスクリーン」「思考警察」「ダブルシンク」「戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり」「新言語」…恐ろしい。オーウェルのジャーナリスティックな射程の長さには驚かされます。
「現代思想」1月臨時増刊号総特集カフカに「掟の門前」をマンガ化した作品を寄稿しました。12月11日発売です。ひさびさのシルエットが楽しくてあと何作かこんなの描きたくなりました。
雨宮まみさんの新刊が来月出るんだ。うれしい。これは2017年に『まじめに生きるって損ですか?』を紹介するために描いたマンガ。
こんな当たり前の「ミサイルより外交を」に噛みつく人が多いのもまたオーウェル「一九八四年」に描かれてます。「プロールが求めているものそれはアルコール・ポルノ・ギャンブル・バカ騒ぎ。そして素朴な愛国心だ」「党から与えられる周期的な隣国への憎悪に熱狂している」。
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4倍で描くので、大きなコマの絵はそのまま描けません(画用紙に収まらない)。なのでバラバラに描く必要があります。あとは水で描くので、背景と人物が重なるような絵だとやはり別々に描きます。水で溶けて、人物が背景にべたーっとくっついちゃうので。で、これくらバラバラに描きます。(つづく)
7月末刊行の短篇集のゲラを確認しています。「よく描いたなおれ…」という感想しかない。よく描いたよ…。過去の自分を誉めたい。誉める。えらい。「爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇」という長いタイトルです。書店さん、ネットショップで予約もはじまっています。よろしくお願いします。