【一国長吉】黒田長政が筑前を拝領し、一国の太守となった時、初陣から愛用してきたという槍に「一国」の名を付けた。長政にとっては感慨の深い一品のようだが、他にも沢山、筑前黒田家には宝や名物があるのを忘れてはならない。
些少ながら協力していた、松浦市のクラウドファンディングが成立したようで、先週応援会員証が届いた(1枚目)。期限内なら松浦市埋文センターに無料で入れるらしい。ありがとうございます。
というわけで、うっかり兜を忘れて臑当で代用して出撃した竹崎季長さん(2枚目)。
#2022年自分が選ぶ今年上半期の4枚
馬が並んで走ってるのは、宇治川の先陣争いの場面です。
【少弐景資】文永の役で日本軍の総大将として出陣、敵将・劉復亨を射倒したというが、乱戦の中のことで判然としない。元寇は、いわゆる神風を勝因としがちだが、「たんなる自然現象である大風雨を神風たらしめたのは、日本武士群の武勇であった」と海音寺潮五郎は断じている。
【血鑓九郎】松平清康から家康まで三代に仕えた長坂信政は、合戦では槍に血がついていないことがないというほど勇敢であったので、清康より血鑓の異名を賜った。以後代々世襲する通称となる。寛政重修諸家譜には茶利九郎とも記されている。