【死損ね左之助】新選組十番隊組長で槍の名手の原田左之助の妻は、1867年12月、「当座の暮らしに」と大金を託し、身重の彼女を気遣いつつ伏見へ行ってしまったのが、夫を見た最後だったと証言する(新選組物語)。彰義隊に加わり上野で死んだとも、死に損ねて大陸に渡り馬賊になったともいわれている。
【土岐悪五郎】大力で打ち物とっての合戦巧者の彼は、水色の笠印のある兜に卯の花威の鎧を着て、楠木・和田の守る山を、猪のように猛然と駆け上がると、にっこりと笑った。(太平記・巻三十一「八幡合戦事附官軍夜討事」)。
源氏の武者。
八幡太郎源義家は、弓弦を鳴らして名乗りを上げ、帝を悩ます怪異を祓った(鳴弦はこんな風にはやらないと思うけど)。
#2020年自分が選ぶ今年の4枚
源太景季(箙の梅)は個人的にはとても気に入っている。最後の二枚はニコイチではあるが。今年って四月が閏月の逆みたいな、無の月な印象で、ほんと一年あっという間だった。