【新刊】『一汁一菜でよいと至るまで』土井善晴(新潮社新書)レストランで食べるものと区別し、家庭では簡素なものを食べればよい「一汁一菜」スタイルを築いた料理研究家・土井善晴。父と同じ道を歩み、家庭料理の斬新なスタイルを構築するまでの道のりを綴る。
【新刊】『本が語ること、語らせること』青木海青子 青木真兵(夕書房)本を真ん中にすると、自然と心が開放されていく。本に助けられてきた司書が語る、本と図書館と人生のはなし。古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて6年。司書・青木海青子による、初めてのエッセイ集。
【新刊】『汀日記 若手はなしかの思索ノート』林家彦三(書肆侃侃房)コロナ禍に"二つ目"となった。ぽっかりと空いた時間に、ぽつりぽつりと紡いだ言葉。これは、ほんのひとときの雨宿りの時間なのかもしれない。東京郊外で暮らす若手噺家の2020年4月~2021年5月の日々を綴った日記文学的思索集。
【新刊】『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』広田照幸(ちくまプリマー新書)「道徳は教えられるか」「学校の勉強は仕事に役立つか」「教育は格差を解消できるか」「AI社会で教育は変わるか」…広い視点と多様な角度からとらえなおす。
【新刊】『万感のおもい』万城目学(夏葉社)ますます快調、『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『ザ・万字固め』に続く、「万」シリーズの最新作。 創作のこと、京都のこと、大阪のこと、父のこと、上原浩治のこと。 笑いあり、涙あり。縦横無尽の42編。夏葉社さん参加の「かまくらブックフェスタ」でも。
【新刊】『若者言葉の研究 SNS時代の言語変化』堀尾佳以(九州大学出版会)「それな」「普通に」「激おこぷんぷん丸」…常に生まれ、変化し、そして消えていく若者言葉のルールと体系を、社会言語学の知見と豊富な実例から分析する。若者の自然談話録音資料も収録。
【新刊】『「できる」と「できない」の間の人』樋口直美(晶文社)突然発症したレビー小体病という「誤作動する脳」を抱え、長いトンネルから這い出てきた著者が、老い、認知症、そしてコロナ禍と向き合い悪戦苦闘する日々を綴ったエッセイ集。心配しないで。未来はきっと、そんなに悪くない。
【新刊】『タゴール・ソングス』佐々木美佳(三輪舎)「歌い、そして自分を信じなさい」 タゴールの歌は教えてくれる、別れ、貧困、矛盾、苦境を乗り越える力が自分のなかにあることを。ドキュメンタリー映画「タゴール・ソングス」の取材・撮影で出会った歌い手をめぐる物語。