もともと貸本劇画とか日活アクションは暗黒街とか殺し屋組織とか拳銃片手に悪と戦う影のあるヒーローとかが活躍する非現実的なファンタジーなのでそれを自覚したキャラクターたちの掛け合いとかは定番なんですが。宍戸錠とか。
『まんが学特講』角川学芸出版 2011 読むまで知らなかったけど『ホモホモセブン』連載時に編集部にダメ出しされて、単行本で戻した絵がいろいろあるのだった。そりゃそうか。俺も少しはそういう経験ある。しかし少年誌でヒロインの顔アップの表紙がダメだった時代って。子供は気が付かなかったなあ。 https://t.co/FFSGlimBGY
楳図かずおデビュー50周年を記念して出版された初期単行本…に乗り遅れて20年。やっとだいたい読むことができた。岬一郎シリーズ、噂に違わず素晴らしい。後の楳図になる前の、太くて丸っこい、かわいい絵柄(超好き)で最大限の恐怖演出。天才的シーンの詰め合わせ。
もちろん後の楳図絵も好きだけどこの昔の絵も…中毒性があるなあ。女の子がかわいい。主人公も丸っこくてかわいい。悪党がかわいい。恐怖に魅入られて異界にはみ出しかけてる人がまた、良い。そして突然出てくるこういう絵。
一旦撃ち合いが始まると延々と攻防が続く。撃たれた!と思ってもまた銃を拾って撃ち始め、ちくしょう、弾切れだ、と思ったらまだもう一丁銃を隠し持ってた、とか。みんななかなか死なない。こっちの方がリアルなんだろうな。