江戸東京博物館でやった絵すごろく展の図録より『表情双六』。大正13年 岡本帰一画。自分のコマが止まった場所でその表情をしなくてはならない。「すがお」もいいけど「いかり」「ねたみ」「くるしみ」等の変顔がかわいいこと。
仮面ライダーV3も50周年だそうですので電脳なをさんを。週刊アスキー2008年9月。グーグルストリートビューが世の中に出始めの頃のネタです。
「電脳なをさん」vol.576 週刊アスキー2007.12.25 MacOS X v10.5がたくさん売れました記念漫画。
電脳なをさんvol.700 連載700回目とiPad初売り記念回。それまであの形したものが日常になかったのか。もう信じられないな。週刊アスキー2010年7月13日号
ミーくんの漫画でご近所のけっこう上品で裕福な家が引っ越しするんだけど猫は連れて行けないって置き去りにする話があって(76)。キツい展開。その6〜7年前に『りぼん』で描かれた作品ではミーくんの飼い主が引っ越ししてミーくんが置き去りにされる。おいおい。昭和は猫の地位低かったからな。
飼い主の家の女の子も悲しいけど「しょうがないよね」で諦めちゃう。泣いちゃうんだけどどうしようもないの。昔だもんなあ。今だと炎上しちゃいそうな話。
『影の旅人』ヤンマガ80年。松本零士版『夢』。初めて読んだ時は「ただの夢ネタかーい!」とも思ったけど、松本先生の身辺雑記漫画は好きなのでこれもまたよし。読みようによっては「ねじ式」の味わいも少し。何より今読むと生と死の狭間の幽玄な世界を先生が揺蕩ってるようでたまらない。
(続)柱の空いたところに「漫画の中で今、何が起きているか」の補足説明を入れるのって少女漫画ではこの頃(75年)まだみんなやってたんですか。もっと昔の幼年〜少年漫画で見たことありますが。それともこれはSFに馴染みのない読者に対する気遣い?
『11人いる!』読み返して枝葉末節なこと思い出すけど、(特に前編)出てくるメカが当時の少女漫画らしいというか、曲線主体の、しかもフワッとした独特の線で描かれてて新鮮だったなあ。直線デザインのメカも描線はあくまで細く、繊細。唯一無二。男の作家じゃあれ描けなかったろうな。(続)