『鬼太郎』、少年マガジン連載初期のねずみ男に(貸本版ではあった)ヒゲか無いのは作画作業の省力化なのか。今さらだけど不思議。「地獄流し」「おばけナイター」でなくてなぜか「ゆうれい電車」にはある。そのあと「妖怪大戦争」「大海獣」「妖怪城」と無くて「吸血鬼エリート」で復活。
マガジン版『吸血鬼エリート』扉開けて一コマ目がこのコマって最強にクールだな。どんな漫画の描き方本でも教えない導入部。
『ないしょの話』より。別に超能力を発揮したり悪い妖怪を退治したりしないけど、鬼太郎の眼力に密かに舌を巻くねずみ男、という図がかっこいいと思う。
墓場の鬼太郎「だるま」の話。だるまは棲みついたビルに「ふしぎ問題専門解決」の事務所を開業するんだけど、この仕事内容が全く描かれないまま鬼太郎にさっさと追い出される。もったいない。マガジン版鬼太郎とご同業じゃないか。だるまとその仲間たちを主人公にした通常業務の話しが読みたかった。
あの人たちは追い出された後もどこかで「だるま商事」開いてるはずなんでスピンオフの漫画あるといいですね。それはそうと昔はタバコの吸い殻たくさん落ちてたねえ。
ネーム、微妙に違うんだなあ。1・3枚目が講談社コミックス(68)。2・4枚目が初出に基づいた水木しげる漫画大全集。
それにしても石燕の妖怪がメインになってない時代の鬼太郎に出てくる訳の分からない、名もない妖怪たちはやはり魅力的ですね。