『影男』改めて読むと過剰に主人公が「どこで何してこう考えてる」のを1人語りやナレーションで説明する劇画だ、と思った。映画や漫画は普通そういうのは下手なシナリオの典型例だとよく言われるし、事実鼻につく作品も多いけど佐藤作品はそういうのが気にならない。っていうか「味」だと思う。
『鬼滅』が一時「なんでもネームで説明しすぎ」と批判があったと思うけどあれも「あれはああいう漫画」で「それが味になってる」から別にいいじゃないかって思う。作劇が下手で手を抜いてるわけじゃなくあえてそういう漫画を描いているのだから。自分が鬼滅ファンなの差っ引いてもそう思います。
改めて読んだけど少年誌に載ってても面白いな、影男。酒場のシーンから場面変わって(影男襲撃に失敗した)部下にビンタをくれる親分。その合間にスポンサーのCMが!サンヨーレインコートぉ!!
唐突に。虫コミックス版『猿飛佐助』1969より。杉浦茂の自虐ネタ。当時既に伝説のギャグ漫画家であることは雑誌『少年』(だったかな?)に載ってた作品や赤塚不二夫の文章などで知ってたけど。こういう先生にしてこのギャグか、とびっくりした。「あまりパッとしない」って…。
教えてもらいました。ありがとうございます。そうだそうだ、昔、単行本で読んだ時「なんでデンマーク?」ってずっと不思議だったんだ。 https://t.co/8RiPbcSJ45