吾妻ひでお「二日酔いダンディー」ヒロインのナンシーの目の描き方(ベタで潰さない)に憧れた。良く真似したけど持ち込みしたら徹底的に「こういう目の描き方してはいけない」と全否定された。白い瞳も同じく。素直に言うこと聞いたけど今思うと聞かなくても良かったな。
ぶらっと立ち寄った古本屋で発見。自分世代のトラウマである『地獄くん』や『人形地獄』を話題にするたびに耳にしてたムロタニツネ象先生の学習漫画。←世代がズレてたので今回初めて読む。ギャグ漫画時代の描線と怪奇漫画時代の描線がほんのりブレンドされて良い塩梅の絵。これは至福。(続).
初出は1982年。武将たちのキャラデザインがいいなあ。ベテラン作家、余裕の仕事。学習漫画のツボにぴったりはまってる。他にもあるようなのでもっと読みたくなりました。
古本市でたまたま手に取った学研の『五年の学習』(昭和31年5〜6月号)に『ストップ!にいちゃん』連載前の関谷ひさし先生の漫画『研ちゃん』が載ってた。いちいち言うまでもないがデビューまもない頃から恐ろしく上手い。だけじゃなくて主人公の少年に妙な色気があってまいった。
なんだろうな、五年の学習なんだから主人公も小学五年生だと思うんだけどスラリとのびた足とか長いまつ毛とか。
なぜか吹き出しがみんな角ばってて(大人漫画だから?いやそれでもこれカドカドが角ばりすぎだろう)今の漫画を見慣れた目で見ると登場人物みんなでかい声で怒鳴りあってるように見えてしまう。