野球博士こと左門豊作の通算成績がWikipediaに載っているが大元はなんであろうか。2766安打、762本塁打、2103打点、終身打率.319。現実に合わせると本塁打も打点も王に次いで2番目、安打数も打率も4番目。NPB歴代ベスト9確定レベル。ハンク・アーロンも越える762本塁打っていうのも何だか。
#巨人の星
左門の好きな場面は鷹ノ羽圭子の美しさにドギマギするシーン。野球の求道者らしからぬ美人を目の当たりにして目をまん丸く見開いた左門の姿が見られる。
「大どんでん返し」は石橋貴明が『ねるとん紅鯨団』などで頻繁に使用したフレーズだが元は『新・巨人の星』の星一徹の言葉だと思われる。星飛雄馬本人も失念している秘密に関わる謎めいた言葉で一徹の言に囚われた花形が辞書で意味を調べる描写も面白い。 #巨人の星
とんねるずの『ねるとん紅鯨団』は87年、「大どんでん返し」が出てくる『新・巨人の星』(アニメ)は77年〜78年で実に10年の隔たりがあり既に元ネタがわからない人が半々いや大半ではなかったか、と今更思い至った。実際どうだったのだろうか。
#巨人の星
個人的には「大どんでん返し」という言葉はアニメ本放送視聴当時(77年)とてもインパクトの強い言葉でした。今比較しても淡々とした原作よりアニメの方が星一徹から明かされる第一声、花形の驚き含めややドラマティックに描写されているように感じます。ただ原作の花形のガガーンはとても良いですね。
しばしば話題になる漫画オリジナルの特異なウルトラ怪獣スカンクドンは1970年小学二年生(4-9月号連載)『ウルトラセブン』登場怪獣。単行本ではガスを浴び絶体絶命のセブンをウルトラマンが怪獣を倒し救うのに対し小ニ連載版ではセブンはガスを「ウルトラゾーン」で跳ね返し撃退と展開が異なる。(続く)
1970年小学二年生連載の『ウルトラセブン』は第1話を上原光(野原正光)、2〜6話を高須礼二が担当。オリジナル怪獣のゾウラス、ネズラ、岩石怪獣ガンラ、プテラギが出現。野原の単行本版と違いウルトラマンはでない。少年漫画らしい野原に対し高須は劇画調と画風も異なる。(続く)
#ウルトラセブン
野原正光『ウルトラマン』はこのセブン第1話を冒頭に据え、野原の小学二年生70年新年増刊掲載の『かいじゅう月にせいぞろい』(原案は大伴昌司)に繋がるように描きおろしを加えたもの。雑誌と単行本に10年の隔たりがあり少年の絵柄が違う。3枚目は雑誌連載2回目の高須によるもの。
#ウルトラマン
スカンクドンと共に揶揄されることの多いゴモラ・キーラ・ガマクジラが野球拳をするのは単行本3話目の雑誌掲載時のタイトルでもある野球拳を流行らせたテレビ番組『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』から。単行本時には古く感じるのも道理。ウルトラセブンでなくウルトラ7で敬語なのも味がある。
巨大フジアキコ、神山バルタン、ドドンゴとミイラ人間
#私の好きな初代ウルトラマンベスト3選手権
『マジンガーZ対暗黒大将軍』、桜多吾作のコミカライズは映画公開の掲載時ではなくコミックスになってから読んだ。映画とは異なりミサトさんの姿も。地下帝国も便乗して出来ずに地団駄踏みつつ登場。何よりさやかとの感情が盛り上がるラブシーンがあるのが最高なのです!
#マジンガーZ