週刊ベースボールの『よみがえる1970年代のプロ野球EXTRAセリーグ編』、見どころは70年代10年間の通算成績。意外なのは安打数1位が大洋の松原誠(打点も2位)、勝利数トップが平松政次という大洋コンビなところ。それでも10年通算で大洋は5位なのだよなあ。

漫画版『人造人間キカイダー』、キカイダーとハカイダーの最終決着場面 #かっこいい特撮ヒーローのポーズ選手権

70年代の桜多吾作さんの評価はSF、ミリタリー、PF、ティストではバイオレンス、グロテスクは勿論だが永井豪と同じく「美少女とエロティシズム」が大きいと思う。マジンガー三部作でもみさとさんだけでなくその他の女性キャラクターも悪役やゲスト至る迄個性的且つ魅力的。 #桜多吾作 #マジンガーZ

マジンガーに隠れているが学年誌という制約の多い中描かれた『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』のコミカライズも優れた作品。コミカルな要素も多いが残酷や悲哀、孤独、悪との共闘など見るべきエピソードも多い。ヒロインの早乙女ミチルがお調子者でコメディリリーフ的な扱いなのも楽しい。 #桜多吾作

桜多さんの初期連載作品『マッドマッドケイ』(70)は借金塗れの少女(暴力度MAXなさやかさん！)が金の為殺人レースに参加するバイオレンスアクション。後半はほぼ全裸。ほぼ並行した『ハレンチ学園』第一部ラストと同じく主役は死なないことに気づくメタ展開あり。オチがグロテスクな大ゴマ！ #桜多吾作

考えてみると桜多吾作の『UFOロボグレンダイザー』のメイン登場人物、特に宇門博士はアニメとは全く異なる。序盤でさやかにヒロインの座を奪われるひかるさんのやや太めで前髪パッツンはこれはこれでアリかも。一番違うのは色情狂気味の甲児くんのセクハラ言動かもしれない。 #マジンガーZ #桜多吾作

漫画を読んで痺れる事は多くないが『鍋に弾丸を受けながら』のハードボイルド感は堪らない。特に故郷小倉の回想編、アウトローな登場人物がカッコ良すぎて震える。登場人物が二次元の美少女ばかりなのに。「食うちょけ」にやられるとは思わなかった。『まんだら屋の良太』のハードなエピソードの感覚。

桜多吾作版『決戦！大海獣』は桜多漫画本編で鉄也は死んでるのに、という話になるが連載終了していた桜多ゲッターチームも同じく特攻で全滅している。比較的脚本に忠実な展開だが長官や博士達がボスを見殺し(大の虫を生かすために小の虫を殺す)しようとするのがいかにも桜多ティスト。 #桜多吾作

桜多版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』は映画本編では事前に会わない両陣営が大立ち回りを演じるのが大きな見せ場。映画版よりも鉄也が中心で彼の心情が細やかに描き込まれていてラストはほぼ独壇場の活躍を見せる。ジュンのあけすけな明朗さと早乙女博士の人身掌握術も見どころ。 #桜多吾作

炎ジュンは桜多版グレート本編ではアニメに流用されたシリアスなエピソードもあるが基本明け透けで陽気。生真面目なアニメ版とは別人感がある。ミチルの調子に乗り易くキレ易いところもこれはこれで魅力。何気にここのハヤトは石川賢が描く天才学生活動家に近い狂気を感じさせる。 #桜多吾作

早乙女博士の老練な人心掌握術。あの反発心の強い鉄也のプライドを上手く擽りおだてて結果的にギルギルガンを倒す使命感に繋げてしまうのは流石。早乙女博士って何歳くらいなんだろうか。元気の年齢を考えるとギリ50歳以下の可能性もある。 #桜多吾作

『空の大怪獣ラドン』は桑田次郎の画で絵物語に。佐原健二の弟の少年が主人公、白川由美が少女に変更。村上冬樹の娘(平田昭彦=柏木博士にサインをねだる科学オタ)が登場しラドンの衝撃波で遭難する。ラドンは首が長いため別の何か感が強い。ラストは博士がつがいのラドンの愛故の最期を讃える。