エロ劇画とロリータの融合(1980年頃)
まだこの頃は手塚系の絵でロリータをやってたわけでは無かったので、今見るとかなり異質に見える。
『僕といっしょ』は『稲中』〜『ヒミズ』の真ん中に位置する過渡期の古谷作品で、人間の闇といったヘヴィな要素を稲中的ハイテンションギャグに内包した(様に見せかける高度な技術を用いた)不思議な作品で、クスッと、時にはゲタゲタ声を出して笑い、読後ぽつんと寂しくなる、叙情派ギャグ漫画でした
新明解山野式用語辞典
人間のクズ…
[通常]役に立たない、用のない人
[山野式]「シャカイのウンエーにすこしもコーケンしない人」の事。例として寝たきり老人や、「しょーもない町工場で家畜の如くコキ使われて手取りたったの13万8千円の男」などに適用される。
ねこぢる単行本未収録作品「たみこ」
『ガロ』92年6月号インタビューにもあった小学生時代のエピソードをそのまま漫画にしたもの Ⓒねこぢる/山野一
白夜書房 漫画ブリッコ 1983年6月号
岡崎京子の商業デビュー作ほか
中森明夫「『おたく』の研究」収録
備考:おたく(オタク)という言葉の初出
昨日今日と桜玉吉の『御緩漫玉日記』を読み返している。内省的ギャグの極北というか、元々この人の絵柄と作風は超が付くほどポップで「みんなが楽しめるゲーム漫画」だったはずなんだが…思いっきりガロな描線に前後が繋がらないエピソードの山(笑)精神障害ゆえの鬱が幻想的な雰囲気を醸し出してる。
オカッパ娘に教えられ 40男死から更生 雀躍する千恵ちゃんを表彰
[かはいゝオカツパ少女の忠言で分別盛りの四十男が思ひつめた自殺を中止したといふめづらしいはなしー]
読売新聞1935年7月4日付