スペクテイター誌の『Jam』特集では「佐山哲郎」の名前は全く出て来ず、代わりに「謎の歌人」「編集局長のS」「Sさん」という呼ばれ方をしていた。
なので経歴と本名、そしてジブリ映画の原作者だった事実を知るのは随分後になってからだ。
映画「浮世絵千一夜」「恐怖奇形人間」広告
内容の過激さから公開当時は成人映画に指定。営業サイドの反応が悪く、捨て週間での公開で、出来の良くないポルノアニメとの併映となり、客席はガラガラ、ラストシーンも静まり返った。興行成績が全く振るわず10日間で公開打ち切り。(恐怖奇形人間Wiki)
この人は多分『失踪日記』142pに出てくる編集のXさんと思われる。事実、吾妻ひでおが自販機本『少女アリス』に連載した"商業誌初と思われる確信犯的ロリコンマンガ"「純文学シリーズ」は川本氏の依頼によるもの。