這いまわる恐怖、GAGS!15、GAGS!20/被縛社 https://t.co/RCl6JzfW7m #DLsite
牧村みき氏の同人誌の一部はDLsiteで購入できます。過去の作品だと思いますが、吾妻ひでお『ちびママちゃん』のやよいまで緊縛してたのは驚いた(数年前に見かけたまま忘れてた)。
昨日今日と桜玉吉の『御緩漫玉日記』を読み返している。内省的ギャグの極北というか、元々この人の絵柄と作風は超が付くほどポップで「みんなが楽しめるゲーム漫画」だったはずなんだが…思いっきりガロな描線に前後が繋がらないエピソードの山(笑)精神障害ゆえの鬱が幻想的な雰囲気を醸し出してる。
エロ本『純情エンジェル』1995年12月号より根本敬「電波の見える丘」(図版の一部は根本敬+村崎百郎『電波系』に掲載)
精査すると、このま和歩が絵柄・内容ともに一つ飛び抜けてると感じた(もちろん吾妻先生は別格)。そもそも参加した同人作家は、ほぼ全員プロデビューしてるし(残ったかは別)「男性向け同人誌」の原点して最高傑作だと思う。(こうした評価や批評も現物を見ることができない状況だと成立しない)
映画「浮世絵千一夜」「恐怖奇形人間」広告
内容の過激さから公開当時は成人映画に指定。営業サイドの反応が悪く、捨て週間での公開で、出来の良くないポルノアニメとの併映となり、客席はガラガラ、ラストシーンも静まり返った。興行成績が全く振るわず10日間で公開打ち切り。(恐怖奇形人間Wiki)
虚無や厭世、破壊的なバイオレンスギャグ、表現の極限まで行き着いた先に咲く花。前半のダメおやじは、等身大の人間の惨めさやおかしさ、そして、ちょっとした希望を描き切った作品。のちのペーソス蘊蓄路線に移行する部分もそうだが、不世出のヒューマンドラマだと思っている。