古本屋の少女漫画コーナーで知った、いしかわえみ先生の『絶叫学級』全20巻。絵柄こそホラー漫画らしくなく、かわいい少女漫画だけど、JSやJCが理不尽に地獄に堕ちる話が延々と続く。モンドに逃げない正統派ホラーで僕は好きです。貸本ホラーはバカみたいに高いから、最近の少女ホラーを集めようかな。 
   最近の鬼畜系漫画ですごかったのが、いづも合衆国の作品。
ふたなりネキが幼女を喰いまくるだけの話だが、18禁コロコロコミックよろしく、いちいち発想やセリフが超下品。ほとんど能天気ですらある。理性のタガが外れきった人間をストレートに描くとエグいが、デフォルメの塩梅が効いてて読みやすい。 
   吾妻ひでお先生の金言「ハッキリ言ってシリアスは楽です。バカでも描けます。」(純文学作品集『夜の帳の中で』あとがきより) 
   『4じげんぼうPポコ』に出てくる姉さんが良いキャラクターなんだよね。顔はしずちゃんと瓜二つだけど(二つ結びをポニーテールした位の違い)性格は乱暴でガサツで気分屋なところが野比玉子そのもの。 
   ジョージ秋山「告白」で印象的だったのが、「銭ゲバ」「アシュラ」を描いたことでダークサイドに堕ちたジョージ秋山を、自身が生み出した初期のペーソスギャグ漫画のキャラたちに励まされるシーンだ。 
   小学生ぐらいの時に買って読んだジョージ秋山『アシュラ』。
初版本のインパクトは凄かった。
手に持つだけで震える文字通り業の深いとしか言えない一冊。
で、なんで急に『アシュラ』かと言うと極限の飢えで妻を食べて自殺した男の一コマが記憶に焼き付いていて急に思い出したりするから(今)