昨夜の出来事。
先日、大事な靴達を収納する為にヴィンテージのドクターキャビネット(超デカイ)を購入した相方。
搬入前に室内の整理整頓に着手するも、私の私物(主に本)の圧倒的物量を前に改めて愕然。そして長年我慢してきたパッションが炸裂。
理想のインテリアに向けて長く険しい戦いが開幕。
我が古本体験は奇譚や綺譚でなく、嬉譚もしくは喜譚ばかり。
私の場合、会場を3週目した辺りに好きな本に出くわすことが意外と多い。
既にチェックしていた棚にも関わらず…不思議な現象。
そして、視力が悪い私は古本漁りの時だけは眼力がパワーアップします。謎。
格安で出会えた植草甚一資料集。
本日の出来事。
私は、古本屋や古本市に行った帰りのバスや電車の中で待ちきれずに戦利品の入ったビニール袋をガサゴソ探るタイプの人です。
今日は同志がおられました。
思いがけず仲間を見つけてニヤニヤしてしまいました。
全く予想だにしない出来事が起こる、これが人生のスパイスとしたら、今夜の体験は激辛ハバネロでした。
暗闇、雨で濡れた車道、ブレーキの反動、猛速スピンのバン。
もはや映画のワンシーン。
たった数秒で自分の人生が変わっていたのでは、と鳥肌が立ちました。(いつにも増して乱れている絵と字)
やまだないと先生が描く夫婦像が好きです。『西荻夫婦』
そして、気がつけば…
あと一週間で9月がやってくるなんて…。
信じられない。。。。
ここ最近、何気なく眺めていた本から忘れかけていた昔の出来事の詳細をよく思い出します。
写真を目にして、「あ!ここはッ…」となり、同時にフラッシュバックする記憶。
初めて体験した京都の夜、初めての酒場、初めてのウィスキーの味、の思い出。
(続く)
さりげなく書かれた〝よがりのこえも ふたりなかよく 〟というフレーズが強烈な人情講談(昭和27)
に掲載されている猫マンガ、なかなか良い…です。
見知らぬ土地でも古本屋はすかさず見つけ、古本屋入店後は即無言で散らばる古本好き達。
皆、好きなジャンルがバラバラなので気を使わずに自由に漁書出来るのが有難い。
そして待ちきれずに戦利品を車中で広げ嬉しそうに眺め始める山田先輩。
戦利品を眺める時の人間から放たれる幸せオーラたるや…。