2020/1.26 の日記
古本の為にスーパーの袋をかぶり新聞紙の上で正座している健気な私の姿を前にして、相方はひたすら「こいつは…いったい…」とハサミを持つ手の震えが止まらなかったそうです。
艶楽書館 創刊号(1977)
〝特集 戦後を生きぬいた娼婦の歴史〟より
細かい部屋の描写と説明に目が釘付け。そして招き猫、やはり置かれていたんだね。我が家にもこのテの場所に居たのであろう艶めいた招き猫ちゃんが何匹かいる…。(骨董市で見つけたり御人から譲り受けたり…)
(続編)
中学生の頃から昭和の少女漫画を恋愛の教科書として崇めていた私の、13年前の思い出です。
「やっぱり現実はちゃいますねん」という事実を恥ずかしながら20歳で知ったのでした。
数日前の深夜にその存在を知った一冊。
平成3年の古書通信での紹介文を読んで大変心惹かれ、猛烈に読みたくなったこの一冊。
深夜に『日本の古本屋』サイトで検索&発見&購入、先方の古書店さんが翌日即発送、今日手元に届く。感動。
深夜の興奮冷めやらぬ状態のままお目当ての本を読める幸せよ…!
古本の世界は蔵書数や所持の有無で優劣が付くなんて事は無く、個人が自由に楽しめる世界な点が自分も大好きなのだが…
昨日ばかりは人様の内容物量眩し過ぎる書庫を見せていただくという初めての体験をして、思わず微量ながら太刀打ちしたい…‼︎という感情が湧き出てしまいました…
(子供かッ)
兵庫 春日野道商店街の古本屋『勉強堂書店』にて。
その店名にピッタリな先生の如き雰囲気の店主さん(一見厳しそうな表情に緊張しましたが、めちゃくちゃ笑顔が素敵なお優しい方だった…)とのお喋り、心地良かった。
こちらではずーっと探していた1冊にも出会えて、幸せでした。
あと10数時間後には『ふるほん住吉』@y_ta_net がオープンしているのかと想像してはワックワクしとります。
遠足前の子供のような状態です。
4月26日(金)11時から18時半まで。
自分も店頭に立ちます。
どうぞお気軽に、福岡県福岡市博多区住吉4-14-3まで古本寄り道にお越しくださいませませ。
当たり前に居た存在が過去の思い出になってしまったのは突然でした。
いつか必ず別れはやってくる、この悲しみは描かずにはいれませんでした。
悲しみを癒してくれるのは時間の流れだけ。
もう会えない。彼女の姿が無い庭や空っぽのお茶碗を見る度にただひたすら、今の私は寂しさに覆われる。
以前、プロの古本屋さん方に混じって参加させていただいた古書即売会。貴重で楽しい体験でした。
当時その会場で自分の出品スペースに貼りまくった手描き販促ポスター。古本者よ欲望を抱け…。