直接写植を貼りつけない場合は、トレーシングペーパーをかぶせて指定していました。
このように原画にもいろいろあり、指定紙なども含めるときちんと残すためには単純ではない保存方法が求められるのではないでしょうか。
こちらは両方とも同じページのカラー原画。原画には自筆の原稿とは別に、色原稿が複数存在する場合があります。片方には写植も貼りつけてあります。こちらの発表はそれぞれ初出よりは下ります。
カラーのコマ原稿は自筆原稿の複写に色を入れる場合が多いため、このようなカラー原画の場合はベタの部分に刷毛跡がみえません。忍者武芸帳の原稿のほうはこの時点でさらにホワイトも入れています。
#白土三平
デビューしてすぐに屠殺マンガを描く谷口ジローさん。時代性もあるけれど凄い。白土三平は1981年の作品「鬼泪」で同じく主人公の屠殺を描いています。
※「蒼い瓦礫」増刊ヤングコミック1973年6月26日号
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1958年「少年クラブ」掲載の小島剛夕さんや石井治さんのこれら作品は当時「絵物語」のくくりでした。
人気の「子供漫画」は線の数を減らして動きのあるマンガ絵を主体にしないとなりませんでしたので、絵物語は衰退窮まります。
小学館ゴールデンコミックス「忍者武芸帳」第1巻オビには王貞治、大島渚、波多野誼余夫、第2巻には柴田勲、高山英男、阿部進らが推薦文を寄せています。
最終の11巻と12巻には10巻まで付属の栞紐廃止に代わり、同じ紐素材を使用した紙の栞が封入されました(重版本は未確認)。
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