藤子・F・不二雄 の短編で『やすらぎの館』という作品があって、社会的成功者が仕事が不調になり、頑張りを肯定してもらうために母性に包まれたクラブに入り浸って幼児退行するんだけど、FIREのCMを見てなんとなくそれを思い出した。
柳沢きみおプロデュースによる「青春カップルゲーム」。単なる双六ではなく、ガールフレンドとの相性次第でポイントが変わる。ガールフレンド交換のタイミングが沢山あるのが柳沢きみおらしい。これで一緒に遊んでくれた人はまだ一人もいないので、ゲームとして面白いかどうかは不明。
『中間管理録トネガワ』が大ヒットしたのは、ギャグの完成度が高いだけでなく、中間管理職のインサイトを深く突いているからだと思う。人口のボリュームゾーンである40代50代の中間管理職世代が共感出来るサラリーマン漫画は少ないのでブルーオーシャンだったのでは。添付は7巻から引用。
益田ミリ『マリコ、うまくいくよ』で、桑田さんが入社2年目にアドバイスする場面。コーチングとしてすごく正しいんだけど、自分はいまだに、会議では絶対一回は発言するようにと指導してしまう。社会人歴10年近くたっても発言できない人って結構いるので、強制しないと変われないような気がして……
1987年に柳沢きみおが描いた『俺にはオレの歌がある』。つげ義春の純文学的短編『退屈な部屋』をきみおが大衆小説的に解釈した佳作。家族や会社に内緒で部屋を借りて二重生活を始めた35歳サラリーマンの心の旅。後半は今読むと近年の中年meets女子高生マンガの先駆的な展開にも見えた。
実質的に最後の連載だからと、なかば意地で読み続けている柳沢きみおの『新訳 罪と罰』(LINEマンガ)。先週、いよいよ主人公と母親の顔を全く描き分けられなくなっていることが判明し、逆にまた注目度が高まっている。
【翔んだカップル1日1冊】6巻
圭が勇介に再接近していることに嫉妬した絵里は、圭を車に轢かせてしまう。幸い軽傷だったけれど、絵里は責任を感じて苦悩。圭も絵里の勇介への思いを察して、再び勇介から距離をおく。やがて春になり、杉村が帰国する。
連載開始から1年なのにもう完全に別の漫画。