ではバカガラスの火力は何のためにあるかといえば、ひとつには「内向き用」、即ち肯背常ならぬ辺境同盟軍への威圧用であったと考えられます。まあ肝心の辺境諸族から虚仮威しと見抜かれバカにされているため、彼らにバージという「足枷」を嵌めねばならなかったのですが…
そもそも、漫画版の設定ではトルメキア艦隊の仮想敵は鈍重な土鬼艦隊であり、機動性と火力に優れた辺境諸国ガンシップは寧ろ「補助戦力」でした。その意味では、ペジテガンシップとの対空戦はバカガラスの本来任務上は全く想定外であり、これに無力なことを以てポンコツ扱いするのはかなり酷でしょう。
かくも重武装にも関わらず「武装よわよわ♥」な印象が強いのは偏にアスベルによる奇襲の鮮やかさ故ですが、かてて加えて護衛役たるコルベットの反撃が鈍く、最初はちんたら弾幕を張っててみすみすバカガラスを「狩られた」点も大きいと言えます。
(でふって何だ…打ち間違えたお…)。正直、王蟲の皮装甲と「主人公補正(笑)」のかかる風の谷のガンシップや、特別な重装甲を施したトルメキア王室専用重コルベット・土鬼僧会「戦艦」級でもないかぎり、どの艦の装甲も「当たらなければどうということはない」レベルではどっこいどっこいと言えます。
以上を踏まえて、なぜ「北の丸」に東照宮を築き、また幕府への提出絵図にこれ見よがしに彼に描いたかを考えると、色々勘ぐりたくなりますね。因みに東照宮の麓、現在の大谷本廟あたりに描かれる大きな仏殿は大猷院殿=三代将軍家光の廟所であり、これまた何とも「意味深」(笑)ですね。
以上の点から、カボ銀蝿作戦(笑)では、
輸送要員:千~二千弱
輸送機数:三~六隻
となり、1バカガラスあたり最小150余~最大300強の兵を積める計算になります。この辺りは武装や「戦利品」の積込量によってもかなり変わりそうですね。
一方、カボ銀蝿部隊(笑)は少なくとも三班=バカガラス三隻強奪分の人員が確認できます。もっと班数が多い可能性もありますが、狭いケッチに登場可能であろう人数と、蟲襲撃時にクシャナに付き従った人数(6人か)をみる限り、三班の倍より多いことは恐らくないでしょう。
この一個連隊は約2000、包囲下での消耗とサパタ会戦での損失を鑑みてもまだ1000人以上はいそうです(まあ最後まで生き残るのは200未満なのですが…)。
折角なので別角度からも考えてみましょう。漫画版4巻では、クシャナは土鬼カボの第二軍船団基地からバカガラスを銀蝿(!)し、自軍(第三軍の残余一個連隊)をサパタから脱出させようとします。
そういえばバカガラスの積載量はどの位あるのでしょうか。以前の考察(↓)ではその兵員輸送力故にトルメキア航空軍の「主力」と観たわけですが、今回は実際の能力のほどをもう少し考えてみたいと思います。
#ナウシカ https://t.co/ckQeX90QcF
(承前)石垣普請に長けた家臣篠原一孝を派遣、彼に石垣を築かせました。
利長「(一段の)高石垣をよろしく」
一孝「おかのした(八分目で犬走付ければまぁだいたいええやろ)」
利長「そうはならんやろ」
#逃げ上手の若君 、必殺のパルティアンショットで国司殿を打倒してからのいよいよの名乗り上げで、盛り上がりが最高潮過ぎてもう素敵!そして次号はいよいよ正体を知った貞宗殿との対決になりそうで、これも目が離せませんね。