だから多分、「そう言っていただけて光栄です」的なスタンスなんだろうが、まぁそこは銀魂、それすらネタにする。むしろネタにすることこそ相手への最大の感謝と敬意とばかりにぶちかますw
「へうげもの」の中で、家康が「養命酒」を愛飲しているんだが、あのマークまで容器に書かれていて、ネタかなと思ったら、あの養命酒の飛竜のマーク、徳川家康が養命酒の生みの親で、製造元の養命酒株式会社の創業者の先祖である塩沢宗閑に与えた、「日本最初の商標」なんだな。
まぁ山岡相手にはちょくちょくパワハラかますんですが、この二人は職場でカンフーごっこするくらい、部下上司超えて悪友で、さらに言えば山岡も山岡で、「上司が富井じゃなかったらとっくにクビになっている」男なので、これはもうカウント外です。
ただそんな富井の「酒癖」ですが、どれだけ酔っ払っても、
「部下にむりやり酒を飲ませる」
「女性にむりやり酒を飲ませる」
はやってないんです。
結果的に同席した人に迷惑をかけることはあっても、パワハラとセクハラはしないんです。
アルハラではあるんですが、ちゃんと一線守ってんですね。
小泉局長が「社主にけんかを売って出世したただ一人の男(実際はおべっかキャラになりましたが)」と言われますが、「社主にまで無理やり酒を飲ませて出世している(なにげに待遇は上がっている)ただ一人の男」だったりしますw
このように、富井副部長は、実務も管理能力も高く、率先して動く現場主義な上司で、人望もあり人徳もあり、家庭を大切にする、大変優秀な人物なのですが、まぁそれらの美点を損なって余りあるほど、「酒禍がすごい」というねw
つまり富井、「ラピュタよりもない」と言われる、「年収一千万以上で、家事を九割してくれる」夫なんですね。
ちなみに美女に弱いところはあるものの、基本的に女遊びやギャンブルの類はしません。
喫煙設定はいつの間にかなくなりました。
しかもその家事スキルもかなり高く、劇中では「味音痴」的に言われるときがありますが他が異常なだけで、お弁当一つとっても高いクオリティで仕上げます。
言っておきますがこの人「満州帰り」の昭和世代のお父さんのはずなんですよw
富井、奥さんを死ぬほど愛しています。
昼ごはん手作り弁当なのですが、自分で作ってます。
しかも奥さんの分まで作ります。
そして『同じ時間に開けようね』と約束し、それをキラキラした目で語ります。
この人、この生活を「幸福」と信じて疑っていないんです。
ちなみに、「究極のメニュー」に関してのデータベース制作も、富井が管理してます。パソコン弱いおじさんなので、デバイスなどは使いこなせませんが、愛用のシステム手帳で、出先でもすぐに対処できるほどです。
部下任せでなく、ちゃんと自分で把握できているんです。
それに対して、「よーしわかったそこまでいうなら予算取ってきてやるから購入してこい、それで結果出せなかったらわかってんだろうな!」と返します。
ちゃんと「予算のぶんどり」ができる人なんです。
自分のわからないものでも、「ならやってみろ」といえる人なんです。
これできる人少ないですよ。