方向性としては実は、「ドリフターズ」でも描かれた「異世界人がただの便利な伝達方法」としか思っていなかった水晶通信が、織田信長を冷や汗かかせるほどの「戦場の有り様を変えるもの」であると気づかなったのと同じなのだ。
例えば、「唐代の中華ではライチが貴重で、皇帝ほどの権力がなければ手に入らなかった」もそうだし、未来の世界が原始文明から「やり直された」世界を描いた「望郷太郎」では、「香草」が大きな鍵になった。
精神操作系(相手の精神を乗っ取るなど)の使い手を、一切通用しない想定を超える「エゴ」の持ち主が逆転する。
#男ってこういうの好きなんでしょ選手権
完全に敵でもないが、絶対に味方でもない第三勢力が、終盤最終決戦での主人公側のピンチに、「こいつらを倒すのはこの俺だ。お前らなどに手は出させん!」と、乱入するシーン。
#男ってこういうの好きなんでしょ選手権
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しかも往年のファンが戻ってきただけでなく、「スーパードクター」時代にはまだ生まれていなかった年代まで、「ギュッ!」「だが今は違う!」「女子高生!w」「宮坂ちゃん!」と、骨太でアツい医療ドラマと、魅力的なキャラと、燃える演出に「無限の好きなコマが出てくる」とまで絶賛される始末!w
そのために昔の男たちは、酒と煙草とギャンブルを基礎教養とし、価値観を同じくし、その上で「接待」を行って相手を立て、時には裸踊りまでしたんだよ。
もしかしてほんの少し、いろんなものが違ったならば、二人は結ばれていたかも知れない。
だがそれはならなかった。
ならなかったから、この物語はここでお終いとなる。
あまりにも切ない。
・・・ってそういえば、有名なこのシーンも、中の人がアルの人だったな!w
さらには「敗北を自ら宣するほどの、勝利への希求を超えた恐怖」などが描かれた。
それらを踏まえて考えると、柳のあの末路は「自己正当化と自己弁護を繰り返し、敗北から逃げ続けた者が最後に行き着く末路」だったのかもしれない。
それよりも遥か上位の力に粉砕される。
そもそも死刑囚編は「敗北を知りたい」がキーワードで、同じく他の死刑囚たちは、
「自分の暴力を上回る暴力に屈する」
「そもそも勝利とは”なにかを得ること”と規定するなら、なにも得ていない者は勝ってさえいない」
「心から受け入れる”負け”」
というふうに考えると、無惨様やカーズと言ったような、「照明が未発達な時代に基本的価値観を得た」者たちが、「太陽の克服」に焦がれたのも、現代人では想像もつかない境地の思考があったのかもと思ったりする。