ただ、この回において大逆転となったひみつ道具はあります。それが「先取り約束機」です。
お腹がペコペコ、でも食べ物がない。
そんな時に「今日の分も明日食べるから、今すぐお腹いっぱいにして」と言うと、本当にお腹いっぱいになるアイテム。
まさに「未来にツケ払いする」道具です。
この中で、のび太たちは、世界支配を企む、バウワンコ王国を牛耳った独裁者たちと戦います。犬の王国と言えど一国の軍事力、対するは小学生四人と犬の王子とたぬきもといドラ!!!w
「ドラゴンボール」のラスト、ブウ編クライマックス、サタンの行動が、逆転勝利に大きく貢献する。
作中最弱(非戦闘キャラを除く)のサタンが、悟空でさえ認める活躍を見せる。
それを導き、人間の尊さを身をもって教えたといえるサタン。
アンドロイドのアラレや、破壊天使のガッちゃんを、いつも笑顔で楽しく生きられるように育んだセンベエさんと、通じるところがあると思うのよ。
ブウは「作られた存在」ゆえに、良いも悪いも知る前に、戦闘を強要された存在。ある意味で「無垢ゆえの残酷」というところでは、アラレと同じなのよね。
下手に慈悲を知ってしまったからこそ憎悪の感情に囚われかけるブウなんだが、撃たれながらも立ち上がったサタンが、激怒し、銃を持った金持ちたちを薙ぎ払い追い払う。ヘタレのサタンが見せた、「人間の尊さ」が、ブウを大きく変える。
パタリロとバンコランの関係もなかなか絶妙なもので、ドライで時に冷酷、ことあらばあっさり切り捨てるし、それぞれのハイスペックがなかったら死ぬような目に遭わせたりもするんだが、奇妙な「友情」というか、相互の理解がある。
「シン・仮面ライダー」を前に、「シン・ウルトラマン」が大ヒットし、こうなると次に庵野秀明が手掛ける「シン○○」はアレしかねぇんじゃねぇかと・・・そう、「シン・ガンダム」!!w
卵の生食による食中毒、それは決して軽いものではない。マジで命に関わる。
「美味しんぼ」において主人公山岡は、何万分の1の確率でこれに感染、入院し昏睡状態となるのだが、あれだけ反目していた海原雄山が見舞いに訪れるレベルの非常事態となった。
まぁ御手洗自身、仙水から「毛色の違い」を指摘されていたように、最後の最期で良心を捨てられない人物だったわけだが、それを踏まえても、「最後まで敵も自分も仲間も誰も死なせない」ことで、御手洗を救った桑原という、大変キャラクターが見える話なんだよな。