陰陽道/陰陽師関連で、歴史とか占術とか自分の得意なジャンルでは饒舌な人でも、
陰陽道を現代日本においても実際につかえるモノとして語れるかというと、
新たに学ばないといけないものが多すぎて
『明治政府に潰された、過去のモノ』として、
物言わぬ死体から自分のわかるものだけ抜き出し(ry
京極堂が行っているのは、『神通悪魔縛の妙術』で、
修すれば『邪気妖怪等凡て障りを為すものは一切消散する』とされ、
昔は結構人気のある作法だったようです。
①鎗之印
謹請甲弓山鬼大神、此座に降臨顯向し邪氣悪鬼を縛り給へ。無上靈寶神道加持。
②日之印
謹請天照大神、邪氣妖怪を退治し給へ。
漫画版『姑獲鳥の夏 /京極夏彦原作/志水アキ画』の憑き物落としの箇所、
メジャーな密教の真言から始まり、民間呪術の『神通力悪魔縛の妙術』に『九字』、そしてイザナギ流祭文と、メジャーな呪文からマイナーな呪文(ローカルルール)と、相手が反応を示すまで次々と唱えていると。
『近江輿地志略』に
蛇の音は邪なり。よこしまなり。不浄なり。神は不浄を忌、清浄なり。邪を悪んで正きなり。先是をもつても雲泥の違を見るべし。人すら蛇を見て、きたなみにくみいやしむ。もしまた實に蛇、神體たらば、神道にはあらで邪道なり。
とあり、神の姿を蛇体とみるのは神道でなく邪道⇒
七曜讓災決には、
『常に隠行して見ることができず、人の本宮に到って則ち災禍が有る』
とあり、隠れていることに気がつかないと最重の厄を為すとあります。
人の本宮、西洋占星術でいうところの黄道十二宮ですね。
そこを計都(彗星)が侵していることに気がつかないと、大きな厄に見舞われると。⇒
占術としての『宿曜道』には羅睺と計都が含まれてるけど、
根本となる『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』には説かれていないので、初めての人はちょっと困惑するかも。
>RT
民間には青面金剛尊と三宝荒神尊を対で祀るとよいという伝があって、どちらも三尸封じのご利益があると。
別の伝では、
不動明王尊を青面金剛として、
愛染明王尊を三宝荒神として対で祀ると、
厄が祓われるとも言います。
まぁ、拝み屋さんの話なので、話半分で。
拝み屋さんの話。青面金剛尊は、体内から三尸の虫が出ないようにする庚申日の本尊とされるけど、
青面金剛尊自体は、
三尸と同一視される伝尸(伝尸病=肺結核の原因となる虫ないし鬼)を体内から追い出すと。
呪を施した沈香・白檀・丁子・麝香・龍脳・薫陸を薫じると、煙を浴びた病人から虫がでると⇒