戦国小町苦労譚を見てみると、「無から有を作る」「なかったものを開発する」も描かれてはいるのだが、戦国時代に肉食を広めたり、高価だった砂糖やしいたけのコストダウンをしたりと、技術を作ることよりもむしろ、広めることで便利にして暮らしを変えようとするものが多い。
これがすごい面白い
一方で、なろうよりもなろうらしいプロが書いたラノベでは、古代の時代に「美味しいパン」という、パンの製造法を少し調べたら「臼よりも生産やら酵母やら色んな問題があるだろう」というところにいく解決策を提示してきたりする。
これは技術についてなんもわかってない人の発想。ドラえもん的
異世界おじさんの何がおもろいかと言うと…異世界転生では定番のツンデレとかがちっともわかんないおじさんが旅に出たせいで、異世界についての会話がぜんぜん噛み合わない&本人はウハウハモテモテだって事に気づいてないってこと。
やれ猫耳だエルフだと騒いどる人らにはならないという妙なリアル
異世界だの戦国時代だのに転生してはドヤ顔する作品が多すぎて食傷気味だったので、欲求不満のあまり
「そろそろ、信長現代に来いよ」
ってオタク友達に愚痴ったら
「信長どころか、転生したおじさんが帰ってくる話あるで」
と異世界おじさん勧められたのが異世界おじさん。
魔法系YouTuberおじさん
異世界に転生して現代のものが使えるかどうかって当時のことをそこそこ調べてみると「むずくない?」となるけど、昔の人や異世界の能力使える人が現代に来たら、そりゃ良くも悪くもYouTuberに収まるよね。
サラリーマンはできんだろうけど、人にはできない特技で食べていくひとになるわなぁ〜
異世界おじさん、刑務所に入った人みたいな浦島太郎風の物語としても面白くて、「昔はあったけど今はないもの」「昔とは全く違う形のもの」にもしっかりスポットを当ててるのがいい!!
年配の方には民主党を民社党と呼ぶ人がいたり、未だに立憲民主党という名前で呼ばない人たくさんいるああいう感じ
そうか…00年代初頭に異世界転生したら、こち亀終わるのか…。
野球ファンだったら山本昌とイチローの引退にすごくびっくりしそうだし、芸能人関連ならSMAP解散とかでびっくりしそう。
というか、00年に異世界転生したらイチローが活躍したかどうかがわからんし、山本昌が50まで現役なのもみないか
アラフォーに対する数少ない羨ましいところはこれだよなぁ〜。
エヴァリアル世代と聞くと、すご~く頭が下がる気がする
2巻も読み始めたけど、いい話でさえブサイクなせいで顔芸にしか見えないって…もうこのマンガ家さんすごすぎるでしょ
岡田斗司夫とかおたくのビデオとか見た時にもうっすら思ってたけど、異世界おじさんを見た時に確信した。
90年代以前のネットがない時代のオタクの方が濃ゆいな…と感じてた最大の理由…それは、ネットないからこそ、よりぼっちに趣味極めたからこそのキモさ濃ゆさなのか…。ネットができてよかった
話を「社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった」というマンガに戻すと…ブラック企業ですっかり自己肯定感削られた押した女の子が、ホワイト企業に転職(転生)する話です。
これ「なれる!SE」なんかでも出てくるけど、芯が弱い人は「休みがあるだけありがたい」に調教されてるねぇ
本当に経験あるから言わせてもらうけど、ブラック企業でも大企業だと「15分前には来て」はけっこうある話だし、中小企業のブラックだと「研修中は金払わない」は本当にある。
本当は違法なので、みんな「訴えれば勝てるよ」と言ってくれたが、当時うつがひどくて気力がなかったです…はい