実際問題、あとがきで語られることがかなり本質で…おもちゃ紹介マンガなのに、最初に決めることがここなんですよね。
この辺のやり取りで好き嫌いは別れるんでしょう。
ただ、ベタな中にも「作者が本当にやりたいこと」だからこそ、キャラがちゃんと愛されるように丁寧に描いているんや 
   「先生、俺にかまわずイッてください」の魅力としましては
・えっちなのも突き抜けるとバカバカしくて笑える
・正論言うやつも出てきても、立場やその場の慣れで、正論が通らないことを面白いほどキチッと描いてる
という2点。
イロモノに見えて、実は高度に哲学的なテーマを扱った作品だと思う 
   そして、ジェネレーションギャップの意味でいうと…エルフさんへの信仰心がない女子高生の巫女さんの存在もさることながら、昔から進行している地元の人の発言が外せない。
そりゃ、神様になるなぁ〜という理由がしっかりしてるし、作品の中に(描いてない部分の)時間を感じられることがもうすごい! 
   大まかな話は、生前街の人からも慕われていた古き良き任侠による異世界転生して、異世界の姫になる話。
「ヤクザは裏社会の警察であって、一般市民には実は優しい」
と言う人がいるけど…本当にそれが当たり前だった時代の人を描こうとしてる。
これが斬新だし、異世界ととても合ってる。 
   その手法は何でも滅ぼす悪魔が使い魔を使って査察調査をやるという一見、マンガみたいな内容。
でも、ロスジェネ・リーマンショック・震災世代が国や報道機関に望んでたこと、これだからね?
これ小説・マンガにするの、「労基署仕事しろ」「政治で決めても行政なんもせんやん」という痛烈な批判ね 
   この辺のことも、ブラックな研修や昭和的な企業でありそうな怖い描写なんだけど…これが月から来たウサギの話となると…逆にぶっ飛んで笑いしか出てこないんですよね…。
この感覚がこのマンガの魔力で不思議なところなんですよ。 
   この漫画の魅力って「バカバカしいとわかっていても、見たことないものを次々に見せてくれる【ときめき】」なんだ。
小学校中学年レベルの下ネタと侮っちゃいけない。
逆に、規制の中で描くからこそ、ひねりにひねったアイデアが読めたりするところが大人が読んでも見たことないものをうむことも… 
    こちらのツイートにはセンシティブな表現が含まれている可能性があります。
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    断言してもいいわ!
ティーンが一番性癖こじらせるのって、自分よりちょっとタメか、年上の女の子のむっちり太もも!!
ブルマだろうが体操服だろうがホットパンツだろうが関係ない!!
教科書に出てくる萌えキャラと薄着になった途端に見える柔肌…だいたいティーンがこじらせる原因はその2つ 
   それでいて、サルトルを解説したマンガとしても優秀。
例えば、実存主義の大事なところを説明するシーンは
「引用しているけど、より感覚的に言葉や考えの大事さが伝わるように落とし込まれた演出」
が刺さるんです。
だから、いちいちかっこいいし、感動するから読んでて心がすごく動きます。