だが! 二回目の接種を終えた。これでセブン責めから解放される。やった。
接種から26時間経過。37.5℃。頭がぼーっとしてるが、眠いわけじゃない。ふわふわだ。
『ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から』(全5巻 2009)を読んだ。おもしろかった。手塚治虫の奇人変人ぶりも痛快だが、周囲に与えた影響の大きさに驚嘆する。私はここまで命懸けで生きてない。高度経済成長期の狂騒に翻弄された側面はあるだろうけど、とにかく、すさまじかった。
生物と機械。勝敗を分けたのは火事場の馬鹿力──すなわち愛のため限界を超えた力を発揮することだった。ブラウン「闘技場」に比べると安直な気もするが、「週刊少年サンデー」に掲載されたジュブナイルだから、ちょうどいい。というか、ほかのパターンを思いつけない。藤子先生の発想力に脱帽した。
◆ゲームの才能、リアルで役に立つか?
後輩Yはゲームがうまい。若いころは反射神経が図抜けていると思っていたが、歳を取ると、センスのちがいが顕著になった。
攻略法を見つけるのが、べらぼうに早い。ヘンテコ武器を使って、おかしな場所から、極大のダメージを与えたりする。ほんと、脱帽する。
岡崎二朗「アフター0:のみこむ」(1992)
砂漠で発見された植物を見に来た久賀山と恭子。久賀山は恭子を愛していたが、恭子は片岡と結婚する予定。エンジンが壊れ、ふたりとも窮地に。久賀山は恭子を植物にのみこませて助ける。久賀山の愛を知った恭子は、片岡と結婚できなくなった。
ブラック・ジャック「閉ざされた三人」(1974)
デパートの陥没でエレベータに閉じこめられたBJと二人の親子。エレベータは密閉され、酸素が不足する。BJは重症の父親を毒殺する。
救助されたBJと息子。注射したのはインシュリンで、父親は仮死状態だった。BJは手術代をデパートに請求する。
TRPGセッションには、薄っぺらな正義や愛憎が過分に含まれる。「きみが怪物でもかまわない」とか「永劫の闇に堕ちてもいい」とか。それを「薄っぺらい」と笑えないのは・・・自分もそうだったから。うちのセッションは逆に酷薄だったけど、「仕方ない」と割り切ることが正義と思っていたから。
(デーモン博士)
ソ連の科学者。エイトマンのボディ(ロボット08号)を回収しようと目論むが、ことごとく失敗。東八郎の人格を含めたエイトマンに敬意を示すようになる。
テクノロジーのみを信奉し、金や権力、思想に興味を示さない。エイトマン最大の敵であり、最大のファン。