「どうして駄作のレビューが多いんですか?」と質問された。もちろん駄作が好きなわけじゃなく、駄作も含め、映画を楽しんでいるのだ。駄作が駄作になった理由を考えたり、磨けば光るアイデアを拾っていれば、傑作はもっともっと楽しめる。駄作も喰らう、傑作も喰らう。わかって。
(#ゆっくり文庫 と原作について)
私は読書家ではない。読んだ本は多くない。だから動画投稿時は、「詳しい人に怒られるかも?」とビクビクしてる。
そんな私だが、動画視聴者には「詳しい人」に見えるかもしれない。さにあらず。私はふつうの昭和男だ。
(余談)『少女終末旅行』は、やわらか『BLAME!』と呼ばれていたが、どっちSF。どっちもいい。
『BLAME!』の舞台は、荒廃した階層都市。第1話で主人公が「大地って何だ」と呟くのが強烈。文明が発達すると自然が遠のくが、取り返しがつかない断絶が起こってる。ぞわっとした。
漫画『機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄』の回想シーンはよくできてた。
3年前、ふわふわ女子大生ニナは、ジャンク屋の男性2名(ガトーとケリィ)と知り合う。ガトーはニナを大事にするが、「ふつうの暮らし」にあこがれるほどではなく、親密になる前に去ってしまう。
90年代初頭は、オタクに厳しい時代だった。「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の宮崎勤が1989年に逮捕され、「オタク=犯罪予備軍」と認知されたからだ。
オタクと知られてはならない。
オタクたちは一般人に偽装したが、やがて声を上げるようになる。1991年は『おたくのビデオ』も発売された。
◆あしたのために
動画、作ってるんですよ。28分あって、出力するのも、チェックするのも大変。楽しいけど、脳のリソースを全部とられる。
出力中の気晴らしに作った画像。「あしたのジョー」のマンモス西なんだけど、通じるだろうか?
驚くのは、原作漫画とぜんぜん違うこと。父はそれほど異質じゃないし、オスカルも抵抗なく軍務につく。出崎統が、シリーズ全体を活かすために凝らした、演出なのだ。止め絵がすごいんじゃない。そこに至るまでの過程がすごいのだ。
文庫サーバで柱合会議を開いた。
「ソフトウェアトーク動画投稿祭」を企画する意義はわかる。だが、参加者を集め、まわし、発表するのは大変。文庫さんが旗振りすると、また本編が滞る。それより100達成しろ。
つうわけで、私の主催はありません。
となると、なぜ主人公がそこまで人狼を憎むのか、人狼の向こうにあるものに自我はあるのか・・・などなど踏み込んでほしいところも出てくる。原作から大きく乖離しちゃうけど、やっちゃっていいと思う。まぁ、翻案のさじ加減に正解はないけどさ。
#少女終末旅行
もうすぐ終わる世界を旅するチトとユーリ。
チトは、希望があると信じて旅している。ユーリはすでに絶望しており、旅の終わりに訪れるであろうチトの絶望を和らげるため、同行している。
という視点で読むと、印象がちがってくるかも。