昔、島本和彦が「そんなに悪書が嫌なら親が自分で感動した本を与えまくって子供がどっちを選ぶか勝負しろ」みたいな話を書いてたが、なんだっけ? インサイダーケン? ワンダービット? と迷ったが、電子書籍を買って確認したら「ワンダービットの中の『さらばインサイダーケン』だった。まぎらわしい。
書店で見かけて気になってた『ヘテロゲニアリンギスティコ』を読んだが、なかなか良かった。種族により発声器官、可聴域、嗅覚、色覚、動体視力がばらばらなので、簡単な意思表示もままならない魔界でフィールドワークをする言語学者の話。