この機会にというのもなんだが、楳図かずおの【へび女】を読んでみた。
表題のへび女にまつわるホラーを三編収録。一作目と二作目は続きものなんだけど、三作目にもちょっとした仕掛けがあって、最後まで読むと驚く
とりあえず、0013戦まで読んだ。
戦う運命にあるサイボーグたちが、優しさや友情をもって、わずかに心を通じ合う…と今の感覚で言うと「ベタ」ではあるけど、
しかし機械人間になる悲哀や、それでも強く正しく生きようとする009たちの姿がちゃんと描かれてるので、ドラマとして味わいタップリ
ミュートスサイボーグ編、すごい面白そうな導入だと思ったら、ここで一回連載終了してる都合で、尻切れトンボな終わり方なのね…残念
時に自我を失うほど不安定な、他人から与えられた力。不安なのはシーハルクもジャックも同じはず。しかし、それでもなぜ彼女は、そこまで"センセーショナル"なのか。
それはジェニファーが、常に「人を信じる心」を忘れないから。この問答は、二人の関係性を象徴するものになっていく
サイクとローガンが犬猿の仲だったり、ジュビリーが完全に子ども扱いだったり、この辺りの関係性があったからこそ、今のチームの結束に繋がるんだなと。
…にしても、サイクがいくらなんでも血の気強すぎる気がするが
で、その連邦のフィクサー、ゴップと、野獣ヤザン・ゲーブルをして、シロッコ評が「おもしろいヤツ」。これもまた、考えさせられる