まさか戦記ものから、オタク精神を学べるとは
(脳内美少女嫁の声援で強くなる敵武将の最期) https://t.co/85fBp7eTx4
「弱者」のために働く若者たちの、激しく、眩しく、刹那的な生き方。「体制」に反するそれらを、美しく描く。
…ただ、あくまで「当時の体制」にもの申しているだけで、「今」読むとこれらの「反撃」にも首を傾げる部分はある。だが、「歴史を多面的に見る」なら、それでいいのではないだろうか https://t.co/iRwdYLr9eA
ただ、談話室のメンバーは「一定の」理解を得て、美しい結婚式を迎えるのだが、本編中では何度も「わかりあえないこと」も描いている。「わかりあえないままでも良い世界」こそ「良い世界」なのではと繰り返す。
「同じ船に乗れば、当然同じ属性であるべき」という息苦しさを、考えなければ
息が詰まるような表現も多いのだが、そこを正体不明の「誰かさん」が、舞台である尾道の海風のように、すり抜けていく。
彼女は答えを出すわけでも、どころか話を聞いてくれるわけでもない。しかし、その姿に何を見るか、何を見たいか。考えながら、たすくは談話室へと足を運ぶ